広電の灯器いろいろ | ジェットカーのブログ

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 今回は,広電の乗りつぶしをしつつ,電車用灯器を撮影した分の蔵出しです.

電車用灯器全てというわけではありませんが,場所ごとに紹介していきます.

 

・広島駅

 構内は,日信銘板の樹脂一灯が使用されています.一般車が進入する場所ではありませんが,路面電車同士の誤認を防ぐために,ルーバーが用いられているところも.

 

 

・的場町

 側面から見ればわかりますが,親子設置のように見えて,実は別々に取り付けられています.下の電車用灯器(京三セパ)は,背面から支持されており神奈川さながらの設置方法です.

 

・皆実町六丁目

 こちらも先程の的場町同様,自動車用灯器とは別で設置されています.しかし,矢印付の灯器の下に三位灯を設置するといささか不格好ですね…自動車用灯器は広島県警,電車用灯器が広電管轄であるため分けて設置しているのでしょう.管理という面では合理的だと思いますが,見た目は(以下略

 

 樹脂三位灯もありました.ほぼほぼ樹脂灯器を設置しなかった広島県で樹脂を簡単に見られるのは広電のおかげですね.形式は通常通りです.

 

・宇品二丁目

 灯器は路面電車にありがちな電材薄型ですが,アームが平行アームです.1枚目は下アームの場所がなくて仕方なくやっている感が出ていますが,2枚目は電柱にまだ余裕がありますね.

 

・広島港(周辺)

 広島港電停周辺は電球式のオマルが多く設置されていました.リニューアル時に一斉に更新されたのでしょうね.電材セパの黄矢印がありました.電車用灯器を別設置している交差点を続けて紹介しましたが,一位矢印の場合は自動車用三位灯に直付けするようです.広電は灯器が数社あって面白いですね.

 

・広電本社前

 このあたりは京三の灯器ばかりです.平日のラッシュ後ぐらいの時間が日当たり,入庫ともに良いと思います.1枚目のオマルですが,角度調整の為にわざわざC-1金具を用いているところが個人的にGood! ですね.

 

・紙屋町

 本通にほど近い紙屋町交差点です.ここは非常に交通量も多い交差点です.ここも電車用灯器が別アームで設置されています.美装化前も似たような配置だったそうです.

 

・十日市

 今度は上部設置です.配置としては,皆実町六丁目の樹脂灯器のように,自動車用灯器と電車用灯器を左右に並べています.上下なのか左右なのかは交差点によりけりなのでしょう.

 

・江波

 2枚とも北から終点江波電停に到着した電車が従う灯器で,順番は掲載順です.1枚目の黄矢印は電球式さながらのマスクでの対応です.通常の青素子ではなく黄素子を並べるだけといえば,そうなんですが採算が合わないのでしょうか…

 

 ここも樹脂灯器が用いられていたようですが,訪問時にはLED化されていました.今回初めてのコイトですね.1枚目のバス用灯器はアームと表示板が流用されており,古めかしいフォントが際立っています.

 

・広電西広島

 広電西広島電停は,市内と郊外のターミナル的役割を持つ電停で,φ250のカマボコが多く設置されています.そういえば,ほかの灯器が世代問わずφ300でしたがここだけφ250ですね…?

 

・広電西広島以西

 ここだけなぜピンポイントの電停名にしなかったかというと,西広島以西にはこのφ450が多く設置されているからです.ところによっては電材薄型に更新されていますので,今後は淘汰されてゆくのではないでしょうか.専用軌道にφ450の灯器が使用されること自体珍しいのですが,どういった経緯でこうなったのでしょうね?

 

 電車用灯器の紹介は以上です.これでも広電の半分も紹介していないと思います.路線長が非常に長いので,コンプは難しいですが,楽しいと思います.あと路面電車はポイントの切り替え方法であったり,制御の視点から観察すると面白みが増します.筆者何もわかっていませんが(汗

 

 最後にほかの都市で活躍していた車両を何枚か.

元大阪市電

 

 

元西鉄

 

 

元京都市電

 

撮影日

2015年3月18日

 

次回予告

 広島市内探索