港のトレイジア
メガドライブのRPG
恐ろしく地味で、かなりデキが悪い
しかし、一部のプレイヤーからは、支持を得ている作品。
未完成のまま発売した事が、この作品の印象を
良くも悪くも 底上げしてる気がする
良質なRPGは いつか 忘れてしまっても
港のトレイジアを忘れることは 出来ないだろう・・・
主人公は勇者でもなければ、どこにでもいる冒険者
恋人のトレイジアを残し、旅に出る
作品を通じて、描かれているのは『愛』
よくRPGでエンカウント率が高くて、うんざりなんて話を 目にするけど
本作は 真逆!
広大なフィールドに、低いエンカウント率
プレイヤーが不安を抱くには 十分過ぎる ゲームバランス
いちいち時間の掛かる ターン制の戦闘のコツは
1ターン目は 何も 実行しないこと
相手の出方を伺い、それを見て行動すると 時間短縮出来ます。
こういう冒険の術を学び、習得するのも 本作の醍醐味!?
果実、メロン、レモン、梨
蜜菓子料理、ブルーベリー料理、蜂蜜料理、唐揚げ・・・
回復アイテムの種類が 豊富過ぎてビビる
ここより西、北の村
ややこしや(><
強引にねじ込まれたエロスを 私が見逃すワケなかろう!
ビッグ・イベントは 時折、挿入される仲間との会話
街の人との会話は
ズレていたら会話が出来ず、お話になりません!
それどころか
街の人に行く手を阻まれ 身動き取れず
泣く泣くリセットせざるおえない なんてこともあります
街の人が PK(プレイヤーキラー)
松明やレミーラなんて便利なモノも無く
己を信じて、真っ暗闇の迷路を 根気強くガチで進み、
それを克服してこそ 冒険者!
派手なボスや、魔法エフェクトもありませんが
本作に限っては、派手なボスや演出、魔法エフェクトは不要!
ドラクエや、FFと同じじゃツマらんでしょ
タイトルにある港は 出て来ません!船着き場は確認した
『星をみるひと』は あまりの酷さに ネタとして有名ですが
『港のトレジア』はそこまで酷いワケでもないため、
本当に埋もれてしまった作品
恐ろしく地味な物語だからこそ、そこに描かれる人間模様が
生々しくプレイヤーの心に響き、沁みわたるのです。
作品を通じて、描かれているのは『愛』
オススメできない RPGだけど
良くも悪くも 心に突き刺さる 大人のRPG
ドラゴンクエストや ファイナルファンタジーでは
味わう事の出来ない 冒険譚
違いの分かるメガドライバー ご用達の一作です。
あぁ また遊びてぇなぁ
今プレイしたら、何を感じて、何を思うだろう