シルヴァンテイル | +PocketGame Museum ・・

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町外れにある古い大樹。
もう、幾千年人々を見守り続けてきたのだろう。
ある日少年は、大樹の頂きに不思議な光を見つける。
言葉にならない胸騒ぎを感じ、少年はその光を目指した。
大樹の頂きにあったそれは、淡い光を静かに放っている。
それに触れた少年は、頭に響く声を聞いた。
「助けて....シルヴァランドの人々を....子供たちを....シードの呼びかけに 応えて....誰か....」
次の瞬間、少年は異世界へと降り立った。さらに声は響く。
「雫を集めてください....シードとあなたに力を貸してくれるでしょう」
こうして、少年ゼッツの冒険は始まった。 ~マニュアルより抜粋~

ゲームボーイで心に残る冒険(ARPG)と言えば...「聖剣伝説」と答える人
「ゼルダの伝説 夢を見る島」や「カエルの為に鐘は鳴る」は良かった。という方もいると思います
今回ご紹介する「シルヴァンテイル」はゲームギアを代表する冒険(ARPG)と言っても過言ではなく
プレイするものを魅了するだけの事はある 素晴らしい ARPG です

本作の特徴として、シードによる転身システムがあります
ゲームの舞台となるシルヴァランドに伝わる秘宝で、転身アイテムの石板を入手することによって
タートル、マウス、モール、マーマンの4つの形態に転身できるようになります
これらを使い分ける事が ゲームを進める上での重要なポイントで、本作の醍醐味でもあります。
キャラクターの動きなども 丁寧に作られていて(芸も細かい)
ゲームギア屈指のこだわりを感じるのですが、グラフィックやBGM以前に
初心者でも頑張ればクリアーできる、また上級者でも頭を使う
確信犯的に今までのセオリーとは逆を突いた仕掛けが多い気がします
↑これはゲームを熟知している人の成せる業!とお見受けしました。
ゲームバランスや謎解きと言った ゲームとしての根幹、本質の部分がしっかりと作り込まれた
このまま埋もれさせるには惜しい、完成度の高い作品です。

シナリオにはアニメ版「ドラゴンボール」や
FCディスクシステム「ゼルダの伝説」のシナリオを担当した照井啓司氏を起用。
この頃のセガはプロジェクトを組み、RPG に力を注いでいましたが
本作はゲームギアでリリースされた事もあり、(しかも 1995年 GG 末期...)知名度はありません
しかし、内容は「聖剣伝説」や「ゼルダの伝説」と互角に渡り合えるだけの素晴らしいゲームです
古き良き2D のARPG が好きな人には 是非、遊んでみて欲しい作品です。
丘の上のマーマンの鮮度 ★★★★★

「助けて....シルヴァランドの人々を....子供たちを....シードの呼びかけに 応えて....誰か....」