まずは元の映画に簡単に触れておきたいのですが、
それぞれのレーサーの生き方を通してヒューマンドラマを描いた作品なのですが
マニアック＆渋過ぎる設定は素晴らしいものの、
街中でのカーチェイスを始め、レース好きなら判るあり得ない演出
何より肝心の人間模様がいまいち描き切れていない為、
大掛かりな「ミニ四駆」の映画だとか
脚本がぶっ飛んで、車がぶっ飛んで、おれの意識もぶっ飛んだ。ｅｔｃ．
かなり酷評されています。
私は鈴鹿やツインリンク茂木へ実際に足を運ぶくらい、F1 や CART（INDY)の観戦が好きで
実はこの「DRIVEN」も映画館で観ました（ＤＶＤも持ってます．．．）
本物を目の当たりにしている分、映像（作り物）では迫力不足とも思うのですが、
単純にマシンやレースシーンが好きなので、それはそれ 楽しむ事が出来ました。
その「DRIVEN」のゲームボーイアドバンス版は映画同様
同じフォーミュラカーでも、F1ではなくCART（INDY）が題材になっています
（ゲームでもCART（INDY）を題材にした作品は非常に希少 珍しいです。）
箱庭タイプのレースゲームで、グラフィックも細かく描かれています
版権の関係上（この場合、映画と実在するチームの両方）
チーム（マシン）やコースは全て架空の設定で、感情移入しにくいのですが
（せめて忠実に似せるか、エディット機能が欲しかった）
逆に実際のCARTや映画を知らなくても、レースゲームとして遊べます。
ゲーム内容の方はストーリーモードを始め、シングル、マルチ、アーケード、タイムアタック等
一通りのモードが揃っていて プレイヤーに合わせた遊び方が出来ます。
先程も書きましたが、箱庭感覚のサーキットをラジコンカーで走行する感じです。
操作性も良く スピード感もあるので、抜きつ抜かれつのバトルも熱いです
ピットインやリタイアはありませんが、MAX SPEEDを超えると車が炎に包まれたり、
映画と同じようにハデにクラッシュしたりというゲーム的演出が面白いです
昔、PCエンジンでリリースされた「モトローダー」と「F1サーカス」の
ちょうど中間と言った感じのゲームシステムで
全体的にちまちまとした印象は拭えませんが、（レースゲームの迫力はない）
まとまりは良くＧＢＡのレースゲームとして見ても、普通に楽しめる作品です。
追記：ＧＢＡ版「DRIVEN」は通常版の他に Mini car の同梱された限定版がリリースされています
限定版を購入したのですが、このMini car のいい加減さに．．．orz
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