今回、紹介する「F1 WORLD GRAND PRIX for GAMEBOY COLOR」は
2000年にビデオシステムからリリースされました
ゲームボーイで発売されたレーシングゲームでは珍しい実名、実在するチームを採用
チームセレクトやドライバーセレクトの画面では取り込み画像が使われ
MシューマッハやMハッキネンなど
99年度データに基づいたF1ドライバーがエントリーされています。
ゲームは後方視点のオーソドックスなレースゲームで
マシンのカラーリングなども、しっかりと描かれています
本作は通常のモードに加え、その年のレースで実際に起きた事を
自分自身が体験し、クリアーするモードがあり、難易度に応じて条件も違う為
なかなかやり込みがいのある内容になっています
ビデオシステムは早い時期からF1を題材としたゲームに
積極的に取り組んで来たメーカーで、多機種に渡りF1ゲームをリリースしていて
ゲームボーイでは 本作の他にも、Nintendo Power の書き換えソフト(前作)があります
全体的にそつなくまとめられ、パッケージングされたゲームですが、
レースの駆け引きなど、もう少し作り込んで欲しかったと思います
これはGBだからと言う訳では無く、ほとんどのレースゲームに言える事ですが
やはりプレイヤーの意に反する偶発的要素(マシントラブルなど)が
もっとあっても良いと思います。テクニックやパターンの通用しない
運に左右されるレースゲームの登場を密かに待ち望んでいます。