2021日本天文考古学会シンポジウム

2021年11月6日、奈良県山添村で開催された、日本天文考古学会シンポジウムで「大湯環状列石の配石図の検証」を発表しました。

 

 

 

 

世界遺産への登録が決定した北海道・北東北の縄文遺跡群の中核となる大湯のストーンサークルは、夏至を意識して造られているとされています。

この説は、1956年に川口重一氏が発表したものですが、川口重一氏は、1953年の報告書の配石図を根拠としており、私の調査で、この図が間違っていることがわかりました。

さらに、驚くべきことに、これまで報告されてきた大湯のストーンサークルの配石図が全て正しくない可能性が高いという結論に至りました。

したがって、川口説だけでなく、これまでの大湯のストーンサークルの方位に関する議論は全て見直さなければなりません。

また、この大湯のストーンサークルが造られた4000年前の夏至の方位角も計算しました。

その結果、大湯のストーンサークルが夏至を意識して造られたとされる考古学者の説は、見直さなければならない結果となりました。

 

 

 

 

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2021年11月6日

 

 

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