2016年4月24日に、イワクラサミットin鳥羽(イワクラ学会全国大会2016)が三重県鳥羽市のエクシブ鳥羽アネックスの白鳥の間にて、36名の学会員の参加で行なわれました。


イワクラ(磐座)学会 総会

イワクラ学会の総会の後、渡辺豊和会長による基調講演「イワクラ・ネットワークの発見(縄文スーパーグラフィック)」が行なわれました。
5月に出版された「(縄文スーパーグラフィック文明」を中心としたお話と、イワクラ学会への叱咤激励をいただきました。


渡辺豊和会長による基調講演

次のフォーラムでは、4人の学会員によって、以下のような話題提供が行なわれました。
私もその一つを担当しました。

①『イワクラの定義(イワクラ一覧編纂の問題点)』平津豊
イワクラ学会の磐座の定義について、おさらいをすると共に、時代-用途の2軸のマップの中で、どれを研究対象のイワクラとするかという問題提議をしました。


平津豊

②『イワクラとレイライン(伊勢神宮内宮・外宮の示す南北軸の重要性と磐座)』武部正俊氏
伊勢の内宮の磐座の南北線や外宮の南北線を中心に、レイラインが不思議な一致を見せることを説明されました。


武部正俊氏

③『イワクラと太陽(巨石を調べてわかったこと二至二分)』岡本静雄氏
徳島の明神山で発見された線刻や石組みに、春分秋分夏至冬至の太陽の光が入ることを例を挙げて説明されました。


岡本静雄氏

④『イワクラと星』柳原輝明氏
天球を地上に再現したイワクラ、星を指すイワクラを紹介され、その目的について問題提議されました。


柳原輝明氏

篠澤邦彦氏の司会進行により、これらの話題提供に対して、イワクラ学会が取り組むべき課題について学会員の議論が行なわれました。


篠澤邦彦氏(司会進行)

懇親会の後、Aルーム「レイラインと道標としてのイワクラ」とB.ルーム「イワクラと天体」の2つの部屋に分かれて、夜遅くまで議論の続きが行なわれました。

楽しい一日でした。


(古代史探索家 平津豊)