地上には、そそのかす軍勢が非常に人ぜいます。ある方が幻を見ました。
大きな食料品店の中で人々がショッピングカートを押しているのが見えました。そこにいくつもの家族がいるのが見えました。突然、何人かの人々の回りに大きな悪霊どもが現れました。そのうちの一匹が、一人の女性を酒類のコーナーに案内しました。その悪霊は彼女の耳に、こうささやき続けました。
「これを買え。おまえはこれが欲しいとわかっているはずだ。飲むと、良い気分になるぞ」
彼女は白分の頭を振ってこれを拒否して、歩き続けました。
それから、もっと大きい一匹の悪霊がそのカートの前に立ち、それを止めました。そして彼女に、別のことをささやきました。彼女は引き返し、その酒を買いました。
イエス様はこの幻の中で、これらの悪霊が、一匹だけで働くことも、二匹がいっしょで働くことも、三匹、四匹、五匹、六匹がいっしょに働くこともあると言われました。異なる霊どもが、異なる時に働いて、人々をそそのかして罪を犯させ、人々の生活と家庭を破壊するのです。
それからイエス様は、その幻の別の部分をお見せになりました。その幻の中で、高速道路で多くの車が後退していました。イエス様は一人の男性の車に照準を合わせられました。その車の中に、三匹の悪霊どもがいました。
一匹の悪霊がこうささやきました。
「あいつらの回りにすぐに車を走らせて、この混雑から抜け出ろ。」
別の車の中では、それより大きい悪霊が運転手をあざ笑い、こう告げていました。「俺はあいつらをみんな、すぐにひき殺してやりたいね。」
それから、その二台の車がはみ出て、衝突するのが見えました。それらの車は、ひっくり返りました。そして運転手たちは死にました。
私はこう思いました。
「ああ、神様、こういう暗闇の舌、こういう悪のことばによる、そそのかしの力だ。」私はこう言いました。
「私たちは国の法律に従わなければなりません。もし国の法律がなかったら、私たちの世界は大混乱してしまうはずです。」
それから私は御霊によってイエス様といっしょに連れ去られました。私たちは地上の、ある酒場にいたようです。イエス様は私に、その酒場の内部の高い丸イスをお見せになりました。その暗闇の中で悪霊どもがあたりに座っていました。彼らは人々にささやいていました。「もっと酒を買え。話を続けろ。」
これらの悪霊どもは、その幾人かの人々の中に入ったり出たりしているようでした。私は、どうしてなのかしらと思いました。そこには女性たちもいました。
イエス様はこう言われました。
「彼らは、敵が彼らに何でもしたいことをさせるための扉を開けています。」
私は、「ああ、神様!」と思いました。それからイエス様はこう言われました。
「もしだれかが彼らに警告しなければ、彼らはみな地獄に行き着くことになります。彼らは悔い改めて、私に立ち返る必要があります。そうすれば、私は彼らを助け出し、私のことばと私の契約と私の血によって彼らを守りましょう。」
もう一度、私はみなさんにチャレンジしたいと思います。あなたに神の聖なることばを教える良い教会に出席すること、そして、あなた自身を悪から守ることです。
この後、イエス様と私は地獄で地面の上を歩いていました。そこは非常に割れ目が多く、焼けている地面でした。私たちが立ち止まると、多くの炎が立ち上っているのが見えました。いくつもの独房も見えました。
イエス様は、「見なさい。」と言われました。
私はいくつもの独房を見つめました。私は、あの高速道路で車を衝突させたあの人々を見ました。私は、あの食料品店にいたあの女性を見ました。また私は、私が別の光景で見たことのある人々も見ました。
数分間、これらのたましいには肉が付いていて、私は彼らが誰であるかを認識できました。それから、その肉は骨に変わりました。そして、それらの骨には虫どもがいました。私は、その死んだたましいたちの悲鳴を聞きました。彼らはこう言っていました。
「どうして、だれも私に警告してくれなかったの?」
「なぜ、だれも私にこの場所のことを話してくれなかったんだ?」
イエス様は私を見つめられ、こう言われました。
「あなたは人々に警告すべきです。地獄と呼ばれるこの場所のことを、あなたは彼らに告げるべきです。悪霊による多くの策略が人々に対して使われていま
す。しかし、私はあなたに権威を与えています。悪魔を縛るため、私の力を民の上に解き放つため、捕らわれ人たちを解放するためにです。」