群れの法則

 

神様が初めにこの世界を創られたときに、語られた聖書の御言葉です。

「神は仰せられた。「水には生き物が群がれ、鳥が地の上、天の大空を飛べ。」(創世記1:20)

「神は仰せられた。「地が、種類にしたがって、生き物を生ぜよ。家畜や、はうもの、野の獣を、種類にしたがって。」(創世記1:24)

成功者同士が互いに集まって情報交換しながらますます成功を極めるものであり、交際相手をよく選ばなければなりません。

「相談して計画を整え、すぐれた指揮のもとに戦いを交えよ。」(箴言20:18)

漫画家の世界でトキワ荘といえば、有名漫画家を多く輩出したアパートとして有名ですが、手塚治虫をはじめ、赤塚不二雄や藤子・不二夫、石森章太郎など、後になって世界的に著名になる漫画家たちが多く一箇所から輩出されたことは、決して偶然の一致ではなく、建物の地理的条件でもなく、彼ら漫画家志望で情熱を燃やす若者たちが互いに情報交換しながら時に、ライバル意識を高めつつも相乗効果的にいい作品を出すようになったのです。

聖書にも「鉄は鉄によってとがれ、人はその友によってとがれる」(箴言27:17)とあります。

いい意味でのライバル意識を高めて熱意を起こさせる同業者の友を見出してください。

 

日本の近代史

 

植物学者であり、実質、キリスト教伝道者でもあったクラーク博士のいた札幌農学校(今の北海道大学)では、後に著名となった内村鑑三(キリスト教思想家、文学者、伝道者、聖書学者)、新渡戸稲造(国連事務次官、キリスト教教育者、倫理哲学者)、宮部金吾みやべきんご(植物学者)、岩崎行親いわさき ゆきちか(中高学校で英才教育指導)らが同級生であり、内村が単身上京して、有馬学校英語科に入学すると同級生には、三島弥太郎みしまやたろう(後の日本銀行総裁)がいました。

その後、有馬学校で1年学んだ後、東京外国語学校の下等第四級に編入しすると、そこには同級生に、末松謙澄すえまつ けんちょう(ジャーナリスト、政治家、歴史家)、天野為之あまの ためゆき(経済学者、ジャーナリスト、政治家、教育者、法学博士、衆議院議員、東洋経済新報社主幹、早稲田大学学長、早稲田実業学校校長)、佐藤昌介さとう しょうすけ(北海道帝国大学初代総長、日本初の農学博士)らがいました。加藤高明かとう たかあき(後の首相)も一級に在籍していました。

これらの人々の不思議なつながりは、西洋文化に憧れ、キリスト教に大志をいだき、向学心を持って学んだことに勝因はありますが、同時に彼ら著名人がいつもどこかで不思議と出会うという事実は、実は一つの巨大な群れの法則です。

 

考え方を変えること

 

『考えの法則』の著者であるジョン・マクスウェルは「人々が夢を成就させることができない理由は、考えを変えずに結果だけが変わることを願うからだ」と言いました。家庭においても生活が変わることを願えば、考えがまず変わらなければならないのです。良いことが起きることを願えば、考えから良いことが起きることを考えなければなりません。考え方を変えてこそ、環境も変わるのです。

 

ローマ12章2節「この世と調子を合わせてはいけません。いや、むしろ、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に受け入れられ、完全であるのかをわきまえ知るために、心の一新によって自分を変えなさい」

 

意識変化せよ

 

ある信仰を持ち始めた信者が、牧師先生の前で不平を言っていました。

「神様はしてはならないということがあまりにも多すぎます。お酒も飲むな。タバコも吸うな。これも駄目で、あれも駄目だ。干渉がひどすぎます」

すると牧師先生が聞きました。

「ある人が、最高級の洋服で靴を磨いているのを見れば、あなたは何と言いますか。洋服でどうして靴を磨くのですか。頭がおかしくなったのではないですかと言うでしょう。 もし高価な陶磁器を、犬のお皿に使っているのを見れば、どうしますか? 何千万もする陶磁器を犬のお皿に使っているなら、ジッとしている訳がありません。

どうしてそのままにしておきますか。そうさせないように止めなければなりません。あなたは神様がイエス様の血で贖われた尊い存在です。それなのに、その尊い体にお酒を注いでお酒の甕にし、タバコを吸って煙突にしているのを見て、神様が止めるではありませんか。私たちが誤った道に歩めば、神様が懲らしめを通してであっても正そうとされるのです。」

 

否定的な考え方を放置しておいてはなりません。心理学に割れた窓ガラスという論理があります。

新しい建物であってもガラス窓を割ってしばらく放っておけば、その家の窓ガラスは順々に全て割れます。ガラス窓が全て割れれば、家のないチンピラが集まる建物になります。そして建物は廃墟になってしまうと言うのです。心の中も同じなのです。否定的な考え方をそのまま放っておけば心が荒廃し、最終的にそのままにしておけば、家全体が荒廃してしまうのです。ゆえに否定的な考え方が入ってくる時にそのまま放っておけば、人生全体が荒廃してしまうということです。否定的な考え方を遠ざけなければなりません。

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