ヨブの異常行動 八つ当たり的に自らの誕生日の昼と夜を呪った 

 

ヨブ3:1 その後、ヨブは口を開いて自分の生まれた日をのろった。3:2 ヨブは声を出して言った。3:3 私の生まれた日は滅びうせよ。「男の子が胎に宿った」と言ったその夜も。3:4 その日はやみになれ。神もその日を顧みるな。光もその上を照らすな。3:5 やみと暗黒がこれを取り戻し、雲がこの上にとどまれ。昼を暗くするものもそれをおびやかせ。3:6 その夜は、暗やみがこれを奪い取るように。これを年の日のうちで喜ばせるな。月の数のうちにも入れるな。3:7 ああ、その夜は、はらむことのないように。その夜には喜びの声も起こらないように。

 

原因は 不要な恐れ 

 

ヨブ1:5祝宴の日が一巡すると、ヨブは彼らを呼び寄せ、聖別することにしていた。彼は翌朝早く、彼らひとりひとりのために、それぞれの全焼のいけにえをささげた。ヨブは、「私の息子たちが、あるいは罪を犯し、心の中で神をのろったかもしれない」と思ったからである。ヨブはいつもこのようにしていた。

 

ヨブ3:25 私の最も恐れたものが、私を襲い、私のおびえたものが、私の身にふりかかったからだ。3:26 私には安らぎもなく、休みもなく、いこいもなく、心はかき乱されている。

 

スイスの法学者であり哲学者ヒルティは、現代人が苦難を恐れる原因について「現代人の苦難恐怖症は、彼らが神様を信じないから起きるのだ。当然のことだ。神様を恐れない心は、自然と世に対する恐れで満たされるからだ。」

有名な神学者ベンゲル「神様だけを恐れる人は、神様以外に関しては少しも恐れない。しかし神様を恐れない人は、神様以外の全てのことを恐れる。」

アウグスティヌス「何よりも神様を恐れなさい。そうすれば人は少しも恐ろしくない。」

 

ソロモン王「人を恐れるとわなにかかる。しかし主に信頼する者は守られる」(箴言29:25)
「主を恐れることは知恵の初め、聖なる方を知ることは悟りである」(箴言9:7)

 

ダビデ王「主の使いは主を恐れる者の回りに陣を張り、彼らを助け出される」(詩篇34:7)

 

罪を犯すと恐れる

 

創3:10 アダム「私は園で、あなたの声を聞きました。それで私は裸なので、恐れて、隠れました。」

 

プラトン 子供が暗闇を恐れるのは理解できるが、成人が明るみを恐れるのは全く悲劇としか言えない。

 

ライオンやトラなどの肉食獣は、満腹のときは獲物の草食動物を見つけても、襲うことはしないが、恐れる波長を出す獲物はすぐ見分けて襲う。

 

ヘブル10:37 「もうしばらくすれば、来るべき方が来られる。おそくなることはない。10:38 わたしの義人は信仰によって生きる。もし、恐れ退くなら、わたしのこころは彼を喜ばない。」10:39 私たちは、恐れ退いて滅びる者ではなく、信じていのちを保つ者です。

 

恐れるな 失敗 対人 災い 悪魔

 

ヨハ14:27「私は、あなたがたに平安を残します。私は、あなたがたにわたしの平安を与えます。私があなたがたに与えるのは、世が与えるのとは違います。あなたがたは心を騒がしてはなりません。恐れてはなりません。」

 

マタイ10:28-31「からだを殺しても、たましいを殺せない人たちなどを恐れてはなりません。そんなものより、たましいもからだも、ともにゲヘナで滅ぼすことのできる方を恐れなさい。

 

詩篇34:7、18「主の使いは主を恐れる者の回りに陣を張り、彼らを助け出される。・・・主は心の打ち砕かれた者の近くにおられ、霊の砕かれた者を救われる」