再臨の時期

 

再臨の時がいつかは正確に知られていません。イエス様も「その日、その時は、だれも知らない。天の御使たちも、また子も知らない、ただ父だけが知っておられる」(マタイ24:36)とはっきり言われました。しかし、福音が全世界に宣べ伝えた後、来られ(Ⅱテサロニケ2:2、3)、ラッパの響きとともに来られ(Ⅰコリント15:51、52)、ノアの日のように来られる(マタイ24:37~39)と教えています。

 

再臨前後の事件

 

1.空中再臨 Ⅰテサロニケ4章16、17節に約束されているように、主が号令と御使いのかしらの声と、神のラッパの響きのうちに、ご自身天から下って来られます。この時、主が油を用意している教会と聖徒を雲の中に引き上げる事を「携挙」、イエス様が空中まで来られることを「空中再臨」と言います。

 

2.7年患難 携挙された聖徒たちが小羊イエス・キリストとともに空中で婚礼の祝宴をする間、地上では患難が続きます。この患難の期間が7年あるので、「7年患難」と呼びます(ダニエル9:27)。

 

3.地上再臨 空中で小羊の婚礼の祝宴が終わる時、イエス様は引き上げられた聖徒たちとともに地上に降臨します。これを「地上再臨」と呼びます。ゼカリヤ12:10,14:3、

イザ64:1 ああ、あなたが天を裂いて降りて来られると、山々は御前で揺れ動くでしょう。

 

4.千年王国 サタンが縛られ底知れぬ所に閉じられた後(黙20:1~6)、この地上には「千年王国」が設立されます。この王国の王はイエス・キリストです。

 

5.白い御座の裁き(黙20:11) 神様は宇宙のある所にさばきの座をおかれましたが、このさばきの座が「白い御座」。審判が始まると、その前にすべての死人はよみがえって立たされ、各々自分の行いに応じて裁かれます(黙20:12-15)。

 

6.新天新地 最後には新しい天と新しい地が到来します。聖徒が入る御国は永遠に新しいもの(黙21:1)。新しいエルサレムが下ってきます(黙21:2)。この新しいエルサレムは新天新地の都。新しいエルサレムがどれほど美しいかについては、花嫁が夫のために飾られたようであると描写されています(黙21:2)。

 

終末的人生の態度

 

イエス・キリストの再臨に備えて、聖徒は油を用意した5人の娘のようにいつも目をさましていなければいけません(マタイ24:42、25:2~13)。そして、熱心に伝道しなければいけません。伝道はイエス・キリストの最後の願いであり(マタイ28:18~20;マルコ16:15~18;使徒1:8)、最大の関心事ですから、時がよくても悪くても伝道に力を尽くさなければいけません(Ⅱテモテ4:2)。霊の救い、これが私たちの人生の一番大きな使命であり、目標です。最後に聖徒は再臨を待望しなければいけません。私たちの究極的な希望はこの世ではなく、キリストの再臨と永遠な御国にあります。ゆえに、私たちは御国を愛し、待ち望む態度で過ごさなければならない(Ⅱペテロ3:11、12)。

 

「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません。」(ヨハネ14:6)