Ⅰサム17:4 ときに、ペリシテ人の陣営から、ひとりの代表戦士が出て来た。その名はゴリヤテ、ガテの生まれで、その背の高さは六キュビト半。

 

イスラエル人が通常用いたキュビトは約44.5センチでしたが、それに手の幅1つ分を加えた約51.8センチの長キュビトも使われました。

44.5センチなら289センチ 51.8センチなら3m36センチと7ミリ

いずれにせよ、ゴリヤテは巨人です。

この人は人間です。ネフィリムはノアの時代に根絶されましたから、ゴリヤテは普通にペリシテ人の人間、巨人です。  

 

Ⅰサム17:38 サウルはダビデに自分のよろいかぶとを着させた。頭には青銅のかぶとをかぶらせ、身にはよろいを着けさせた。17:39 ダビデは、そのよろいの上に、サウルの剣を帯び、思い切って歩いてみた。慣れていなかったからである。それから、ダビデはサウルに言った。「こんなものを着けては、歩くこともできません。慣れていないからです。」ダビデはそれを脱ぎ、17:40 自分の杖を手に取り、川から五つのなめらかな石を選んできて、それを羊飼いの使う袋、投石袋に入れ、石投げを手にして、あのペリシテ人に近づいた。

 

ゴリアテは、常識的に伝統的戦術を選びました。お決まりの武具で武装した肉弾戦です。

 

一方、ダビデは、自分スタイル。伝統や常識にとらわれない戦法で、慣れた自分流のやり方を選びました。投石器こそが慣れた戦術です。私たちもみんなと同じ発想になる必要はありません。違った生き方があります。一般的ではないけれど、大勝利をもたらすダビデのような生き方があります。それがイエス様を救い主として信じて受け入れ、神の子クリスチャンとして生きる人生です。自己流の生き方があるので、戦争だからと言って鎧を身にまとい、縦と矛で武装とは限りません。

 

ダビデの戦術は未来預言でもあります。 

戦争勝利は、昔の肉弾戦ではなく、飛び道具の方が有利です。

今は、もはや銃。ミサイル。ドローン、レーザー光線の時代です。

盾矛を持って武装しても飛び道具には、とうてい勝てないです。

 

日本軍は、第二次大戦で真珠湾攻撃をしましたが、当時はまだ海軍の意見が強く、大型軍艦にこだわった結果、より大きな砲台を持つ戦艦を追求しました。

アメリカは真珠湾攻撃を受けて学習しました。もはや戦艦主流の時代ではないと。

そして、すみやかに戦闘飛行機の増産強化しました。発想転換が重要です。海上の攻撃より、空からの空爆が効果が高いということに気づいたのです。

 

ガラ6:15 割礼を受けているか受けていないかは、大事なことではありません。大事なのは新しい創造です。

 

伝道という霊の戦いも、昔ながらの戦術にこだわらないで、意外な突破口もあるはずです。祈りながら神様に示される独自の常識にとらわれない、自分流の方法でアプローチして戦いましょう。