哀2:18 彼らは主に向かって心の底から叫んだ。シオンの娘の城壁よ。昼も夜も、川のように涙を流せ。ぼんやりしてはならない。目を閉じてはならない。

 2:19 夜の間、夜の見張りが立つころから、立って大声で叫び、あなたの心を水のように、主の前に注ぎ出せ。主に向かって手を差し上げ、あなたの幼子たちのために祈れ。彼らは、あらゆる街頭で、飢えのために弱り果てている。

 

『エロス』夫婦愛‥‥男女間の愛を示す。

 

サマリヤの女は通常の夕方の涼しい時刻に水汲みをせず、真昼の最も人のいない時刻をあえて選んで井戸に来て水汲みをするような人を避ける生活実態でした。彼女の仕事が遊女と呼ばれる売春婦だったなら罪責意識ゆえ世間を回避したでしょう。

あるいは本当に純粋で五人の男性にだまされ続けて裏切りと連続失恋体験者だったならば、対人恐怖と心の傷はとても深かったはずです。このようなエロスの愛を求め続けた姉妹もイエス様の神の愛に出会ってからは、サマリヤの住民を導く大衆伝道者となり、表だって用いられましたが、その大衆伝道者と生まれ変わった奉仕の只中にも主の配慮ある癒しの奇蹟がありました。

 

サマリヤの女のように過去に五人の男と結婚、離婚を繰り返して、今は六番目と共にいるような、とかく隠れた闇生活をしていた人こそイエス様を信じた救霊後、反対に大胆、積極的に人前に出ることが本人の癒しです。

 

ザーカイのように不正の富を得ていた人こそ救霊後、反対に大胆に施すことです。

パウロのような迫害者こそ、反対に誰より主を愛する伝道者になることです。

ペテロのように3回イエス裏切り告白した人は、反対に3回愛すると告白することです。

弱い者は勇士だと叫び、貧しい者は富んでいると叫び、すべて過去の行いの正反対をするときに私たちを正常な位置へ戻す癒しとなります。

 

過去に教会の関係で、ある神様を信じない男性に二度目に出会ったとき、食事の席で彼は誇らしげに私にこう言いました。

「私はバブル期に不動産業で成功して私の会社には百五十人もの従業員がいて、十人以上の愛人もいた。毎日、女性たちから電話が鳴り止まなかった。」

 

現状、彼は数十億円の負債を抱えており、横には気の毒な現在の奥さんが座っていたため雰囲気を察しながら私は沈黙しましたが、確かに彼が話した「過去に十人以上の愛人…」という話だけは私自身、彼に聞く前から聖霊様の賜物の一つである知識の言葉により、直接夢でそれを見て知っていたのでそれは本当のことだとすぐ分かりました。しかし当初、夢で見たあの不動産会社の社長取り巻く銀座風に着飾った厚化粧の多くの遊女たちの意味は、この社長が悪霊が取り巻く危険な人物ゆえ要注意しなさいくらいの意味にしか思えず、まさかそれが文字通りの彼の過去であり、聖霊の啓示による伝道の切り口であったとは悟れずに、当時はただ不思議だけが目の前を通り過ぎたという感じでした。

今なら「あなたの過去は聖書に出てくる夫を五人取り替え、今は六番目と共にいるサマリヤの遊女以上ですね。」等、先に相手から聞く前に大胆にこちらからお話して生ける神様を証しする大きな伝道の武器にしますが、当時はどう対応していいのか分からない状態でした。

 

聖霊様の賜物がしばし現われているのに、その目的を十分把握できず、うまく適用できずに主の栄光が現われるチャンスを逃している人はいないでしょうか。

絶対、聖霊様の賜物について教会は無知や無関心であってはいけません。

聖霊様が臨まれたら大胆に従い、自由に語らなければなりません。あなたが勇気を持って大胆に行動しなければ現せない奇蹟の領域が必ずあります。

 

ホセア3:1 神様はホセアに裏切る背信のイスラエル人をなお愛し続けている神様の愛の心を実際に体験するよう裏切る不貞の遊女ゴメルを妻として迎えるよう命じられました。やがて二人の間に二男一女をもうけましたが、ゴメルは家出し、再び娼婦となって売られました。しかし神様はこの時までもこの女を買い取って家庭を再建するよう命じられました。ホセアにとって犠牲の大きい、まさに人生すべてをかけた献身的な夫婦愛です。

 

箴5:18 「あなたの泉を祝福されたものとし、あなたの若い時の妻と喜び楽しめ。5:19 愛らしい雌鹿、いとしいかもしかよ。その乳房がいつもあなたを酔わせ、いつも彼女の愛に夢中になれ。」

 

雅歌はソロモンを慕う乙女心を詩的に文学表現していますが、神様を恋愛相手のように愛せと言う教えです。

 

創29:20「ヤコブはラケルの為に七年間仕えた。ヤコブは彼女を愛していたので、それもほんの数日のように思われた。」

愛は時空を超え、苦難を乗り越える不思議感覚があります。

 

ヤコブはリベカを慕い、結婚を報酬に労働契約をラバンと締結しました。

ヤコブは7年が数日に思われたのです。ラケルへの愛の思いで14年も厳しい労働に従事ができました。

 

『ソイキアガピ』動物愛‥‥理性でなく本能から守り育てる動物同士の愛。

 

猫がネズミの死体を飼い主のベランダに並べる行動

傷負い保護したフクロウの恩返し ネズミや大ミミズが夜な夜な枕元に置いて行ってくれる動物愛

 

申32:10 主は荒野で、獣のほえる荒地で彼を見つけ、これをいだき、世話をして、ご自分のひとみのように、これを守られた。32:11 鷲が巣のひなを呼びさまし、そのひなの上を舞いかけり、翼を広げてこれを取り、羽に載せて行くように。

「鷲のように 見つけ、いだき、世話をして、守る、運ぶ。狩りや飛行訓練まで与える神様」なのです。