avexの関係者は読まないでください。 | 週刊少年マサ斉藤

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どんなつらい世の中も「GO FOR BROKE!」当たって砕ければ大丈夫!!

それでは解説のマサさん・・・・・・マサさん・・・?マサさん!!解説中に寝ないでください!

週刊少年マサ斎藤

 2008・12/15更新「ベストはこれで「ラスト」にしてください。」



マサ「それにしても、このEXILEのバラードベストですか?ベストというわりには、かつてEXILEに所属していたSHUN(清木場俊介)が歌っていた曲を、新たに入ったTAKAHIROが歌い直した曲ばかりだと聞きましたが?」
辻「そうなんですよね。「EXILE第一章」の歌と「EXILE第二章」のメンバーが歌い直した物という事で、EXILE第二章から好きになった人はあまり気にならないみたいですが、デビュー当時からEXILEを好きな人は、かつてSHUNが歌っていた歌を歌い直す事にはかなり抵抗があったようですね。」
マサ「まあ普通はそうなるよね。ファンにとっては「過去」も大事な財産ですから、こういうのは頂けませんね。EXILEはファンを大事にするグループと聞いていましたから、ちょっと残念ですよ。」
辻「昔からのファンとしてみれば、SHUNが抜けて「EXILE第一章」はきちんと区切りはついたんだから、新たに始まった「EXILE第二章」は「EXILE第二章」の歌だけで勝負してほしいという気持ちはあったでしょうね。」
マサ「それにこの「ラストクリスマス」ですか?そもそもカバー曲をベストアルバムにいれると言う発想がよく分かりませんし、今回のアルバムも別にベストアルバムという区切りではなく「バラードセレクション」みたいなコンピレーションアルバムにすれば良かったと思いますよ。」
辻「いやあ。それでは「売れない」からでしょう。やはり「ベストアルバム」という区切りにすれば、普段あまりEXILEのCDを買わない人も、ベストアルバムなら有名な曲ばかり入っていると思って買いますからね。たとえ「歌い直し」でもです。」
マサ「フーン。」
辻「でもこういうカバー曲をいれるのなら、思い切って「クリスマスカバーアルバム」を出したらおもしろいかもしれません。ジョンレノンの「HAPPY X’MAS~War is over~」とか、ポールマッカートニーの「Wonderful Christmas Time」とか、山下達郎さんの「クリスマス・イブ」とか、メインボーカルのTAKAHIROの今の歌唱力なら、様々なクリスマスソングを表現できる・・・・」







マサ「wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」








辻「(°Д°;≡°Д°;)ちょ・・・・・ちょっとマサさん!!!ヽ(`Д´)ノ」


マサ「wwwwwwwwwwwwww・・・・・・・ヽ(゚◇゚ )ノおっとすいません。あまりに辻さんの話に聞くのに夢中になって、パソコンのキーボード「w」のボタンを間違えて押し続けてしまいましたよ。」
辻「(=◇=;)マサさん!!?このコーナーは一応「トーク」と言う形でやってるんですから、パソコンのキーボードとか言うのやめてください!!
ただ、第二章から加入したTAKAHIROも悩んでいると思うんですよ。こうやって歌い直しの歌をいれれば、当然ファン達は昔のボーカル・SHUNの歌と比較してしまう。「SHUNはここはもう少し歌い上げたのに、TAKAHIROはなんで、さらっと歌ってしまうの?」「ううん。この曲はそういう感じじゃない!SHUNはもっとこういう感じで歌ってた!」とか・・・・周りのメンバーからは「SHUNの歌を気にする事はない。TAKAHIROはTAKAHIROの歌い方でいいんだ。」と言われても、「EXILE第一章」の歌を歌うと、TAKAHIROは自分がいなかったEXILEのSHUNの影をみてしまう・・・・そう・・・それは男が昔の彼女の元カレを気にしてしまうのと同じように・・・・・」













マサ「zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz」











辻「ヽ((◎д◎ ))ゝチョ・・・コラーーマサーー!!ヽ(`Д´)ノ」



マサ「(@ ̄ρ ̄@)zzzzzzzzzzzz・・・・(((( ;°Д°))))はっ・・・・あれっ・・?(;´Д`)ノ・・・あ・・・すいません・・・・辻さんの話を聞き込んでしまって、思わずパソコンのキーボード「z」を押しっぱなしに・・・(;´▽`A``」
辻「だから「パソコンのキーボード」とか言うなー!それにマサさん今、明らかに寝ていたでしょう!!!」





週刊少年マサ斎藤

        2008・10/31「J-POP版グレシャムの法則」





辻「我々はこういうコーナーをやっていますから、最新の洋楽事情はそれなりに分かりますけれど、普通の日本の人たちは、最近の洋楽をあまり聞かない人が多いでしょう。いくら海外では有名でも、日本ではテレビのCMやドラマで使われて、初めてその洋楽アーティストの存在に気づく人が多いかもしれません。」
マサ「やはりテレビやメディアの力は圧倒的に強いってことですね。だから売れているCDも圧倒的にJ-POPが多くなるのも必然ですか。」
辻「そうですね。そうJ-POPといえば、「売れているJ-POPの楽曲のサビは、ほとんど1つのコード進行でできている」という動画が話題になりましたね。その動画の人曰く、それは「王道進行」なんだとか。」












辻「ちょっと音楽の専門的な話なので、詳しくは動画を見ていただきたいのですが、ほとんどのJ-POPのヒット曲のサビの部分は

「IV7 V7 IIIm7 VIm」
(この動画ではC majorに統一しているので)「F7 G7 Em7 Am」



のコード進行。もしくはその代理コードでできているのだそうです。そしてこのコード進行がサビの部分で30年以上にわたって使われているそうです。このコード進行を使った代表曲が、

平井堅「瞳を閉じて」

杏里「オリビアを聴きながら」

サザンオールスターズ「いとしのエリー」

プリンセスプリンセス「世界でいちばん暑い夏」

スピッツ「ロビンソン」

SPEED「White Love」

モーニング娘。「ラブマシーン」

Every Little Thing「Fragile」

ケツメイシ「さくら」

など、他にも数えきれない程多数・・・・いずれも日本を代表する名曲ばかりですが、海外ではこのコード進行のヒット曲は少ない。つまりこのコード進行には、日本人の琴線に触れる何かがあるようなんです。売れる曲のコード進行として「黄金進行」と呼ばれる「カノン進行」がありますが、その日本バージョンみたいな物でしょうか。
音楽をやっている人には、結構有名なのかもしれませんが、我々がこの動画を見ると「へ~そうなのね。」と思わず「へえ」ボタンがあったら、叩きたくなってしまいますが、この動画の大事な所は最後の部分です。結局J-POPはこの王道コードを入れた曲が売れているということで、ただ単純に



「この王道コードをサビに入れさえすれば売れる。」



と短絡的に考えて、安易な楽曲をリリースするアーティストが多い、と警鐘をならしています。代表的なのが、最近avexの一押しアーティストとして大々的に売り出している「GIRL NEXT DOOR」




















注意・ここから先「あからさまな」GIRL NEXT DOOR批判をします。ファンの方々は読まないことをお薦めします。














辻「彼女達の曲のサビはまんま「王道進行」を使い、メロディーは10年前のAVEXの音楽で売り出しました。彼女らを大々的に売り出すため曲のCMタイアップは当たり前。音楽番組にも多数でて、お金を使った大々的なアピールしています。」
マサ「avexで冷や飯を食わされても、自分の道を貫いてミリオンセールスを達成した安室奈美恵からavexはなにも学ばなかったようですね。あまりのavexのごり押しに嫌気がさしているリスナーも多いのかもしれません。イヤなら聴かなければいい話ですが、テレビやラジオ、そして町中を歩けば、当たり前のように彼女達の曲がかかって、オリコン初登場3位!とか大々的にニュースが報道されれば、「あまり好きじゃないけど、人気あるからなあ・・・・」と思って聴く人もいるかもしれませんね。ぶっちゃけ
















(書・武田双剣乱舞)


















マサ「・・・ですかね。」
辻「ヽ(`Д´)ノマサさん!それは言い過ぎです!!」
マサ「私はあまり音楽の作り方を詳しく知りませんが、その私が見ても「avex一押しアーティスト」の割には、楽曲の作り方があまりにも安易すぎるような気がしますよ。売れると言われているありきたりなコード進行、どこかで聴いたようなメロディー、薄っぺらくて感情移入できない歌詞。ただ、これは彼女達に限ったことではないような気がしますね。最近のJ-POPヒットチャートの上位曲のほとんどが、「売れ線」ばかりに目が行って中身のない物が多くなって来ている。言ってみれば「GIRL NEXT DOOR」は現在のJ-POPの悪い部分を集約した物なのかも知れません。
ただでさえCDが売れない時代ですからね。簡単にCDが売れる方法があるのなら、王道進行だろうが、何だろうが食いつく気持ちは分からないでもないんですが、でもそうやって目先の「売り上げ」ばかりに目が行って、中身の「音」にこだわらなければ、どんどん「日本の音楽」がダメになって行きますよ。
そしてそんな腐りきったヒット曲ばかりが溢れていたら、地道にいい曲を作ろうとしてしまうアーティスト達も「ヽ( )`ε´( )ノ結局、音楽が売れるにはレコード会社の「金」かよ!」と腐って、いい曲を作ろうとしなくなリ、ますますつまらない曲ばかりあふれてしまう悪循環。まさに


「悪歌は良歌を駆逐する」


ですよ。

注・【グレシャムが唱えた「悪貨は良貨を駆逐する」(一つの社会で材質の悪い貨幣と良質の貨幣とが同一の価値をもって流通している場合、良質の貨幣は退蔵・溶解・輸出などで市場から消えて、悪い貨幣が流通するという法則。)という言葉の派生?】


むろんこれはJ-POPに限らず、テレビ番組などにも言えますがね。」
辻「う~ん、ちょっと厳しいご意見ですね。もちろんまじめにいい音楽を作ろうというミュージシャンは圧倒的に多数です。ただ楽曲を「単なる消耗品」と考えるミュージシャンもいるのも事実です。ビジネス的にはそれでもいいのでしょうが、わざわざお金を払って「音を楽しみたい」消費者のためにも、いつまでも愛され続ける音楽を作ってほしい、一曲一曲をもっと大事にしてほしいと思うのは私だけではないはずです。」
マサ「ただこうなってしまったのは聴いている我々にも問題がありますからね。「いい物はいい。悪い物は悪い。」ということをはっきりとレコード会社側に分からせてあげないと、いつまでもこういった曲は量産され続けますよ。」





週刊少年マサ斎藤

     2008・8/27「avexの「a」は安室さんの「a」でした。」





マサ「avexも20周年ですか。早いですね。このavexは安室奈美恵をはじめ、TRF、globeなど、小室ファミリーのためのレーベルだと思ってましたよ。」
辻「あの頃の小室哲哉さんがプロデュースした曲は、出す曲出す曲ミリオンでしたからね。いまでは到底考えられないことですが。」
マサ「でもその後の小室哲哉は、そこでもうけたお金で投資した事業をことごとく失敗して、今や多額の借金を抱えていますからね。小室哲哉はどうやったら、あれだけ稼いだお金を全てなくすことができるのか不思議でなりません。(注・この記事は小室哲哉逮捕前に書かれたものです。)
辻「その小室ファミリーの大黒柱として活躍していた安室さんですが、その後の安室さんの音楽人生は、いかにして「小室ファミリーからの決別」ができるかが重大な問題でした。それはただ単に小室哲哉さんにプロデュースしてもらわないと言うことではなく、「安室奈美恵=小室ファミリー」と言う世間のイメージをどう取り除いて、新しい安室奈美恵を見せるかがポイントでした。





そこで安室さんが始めたのが、以前から好きだったR&B路線への変更。





しかしこの路線変更には、当初ファンからは賛否両論があったようです。今まで激しく踊るダンスナンバーが主流だったのが、いきなりR&Bですからね。
その影響なのか1999年から2007年のシングルではオリコンチャート1位の曲は一切なし。アルバムですら1位に届かないことがあるなど、売り上げ的には低迷を続けました。」
マサ「オリコンチャート売り上げ1位になれないってことは、レコード会社(avex)のプッシュがないってことです。avexもかつて小室ファミリーで活躍した安室奈美恵よりも、当時乗りに乗っている浜崎あゆみや倖田來未などをプッシュしたかったんでしょう。また安室が始めたR&B路線がavexのカラーと違ったことも要因かもしれません。」
辻「そういった意味で、安室奈美恵はavexから放っておかれた存在だったのかも知れませんが、それが結果的に安室さんが自由に自分のやりたい音楽を追究することができました。
そうして自らのR&B路線を地道に追求して来た結果、徐々に新しい安室奈美恵の音楽が浸透し始め、昨年発売されたアルバム「PLAY」の大ヒットをきっかけに、今年発売されたシングル「60s70s80s」が9年ぶりにオリコンチャート1位を記録、そして今回のベストアルバムがミリオン達成と、彼女が小室ファミリーから決別し地道にやって来た成果が、ようやく大きな実を結びました!」
マサ「また今年は浜崎あゆみの左耳が聞こえなくなるトラブルや、倖田來未の問題発言などがあってavexがピンチに立たされた時期でもありましたが、


そのピンチを救ったのが「ほったらかし」にしていた安室奈美恵だった訳ですから皮肉な物です。


まあこれでavexは安室奈美恵には頭が上がらないでしょうね。CDがここまで売れない時代にミリオンを達成するなんて、そう簡単にはできませんよ。いわゆる「avex商法」をしないで。」
辻「avex商法って・・・・・・・・・・(-"-;Aでも今のミリオンは90年代のミリオンとは全然別物ですからね。しかも自らが信じて作った歌がこうやって売り上げで評価されたことは、本当にうれしいのではないのでしょうか?
ただ今回のベストアルバムは小室ファミリーから卒業した「安室奈美恵・第二章」の集大成であると同時に、これから始まる「安室奈美恵・第三章」の序章でもある訳ですよ。いいことばかりではなかった彼女の人生ですが、音楽だけは彼女を裏切らなかったようです。これからの安室奈美恵さんの活躍に期待しましょう・・・・って、なんかこれ、テレビ番組の「いつ見ても波瀾万丈」みたいですね(笑)」
マサ「でも彼女が現在歌っているR&B路線は歳を増せば増すほど歌に深みが増しますからね。これから先、40代50代もずっと活躍し続けるような気がしますよ。」