相柳がたくさん話すのですが印象に残ったのは「お前は自分の母親を知っているその母親の判断を疑うのか?」でした。
目覚めると王姫大将軍の絵巻の灯籠が相柳によって残されていました。
思わず投げつけた灯籠を璟が拾い、小夭にちゃんと見るようにと促す。
[個人の感情は捨て中原の人々のために戦い散って行った大将軍](めちゃ意訳)
璟も私も思ったが個人の感情として母親と赤宸は好きあっていた。でも西炎国の王姫大将軍と辰栄国大将軍としては戦わざるをえなく、将軍として戦場での死を選んだのではないかと。
璟は小夭に寄り添いますが、瑲玹は小月頂で待っていたみたいです。
瑲玹は自死した母親を、小夭は出自も偽り約束も守らなかった母親の夢を今でも見続けている話をします。
机で寝てしまった小夭に自分が守るから安心しろと言い聞かすのですが、その意図が分かってきたよ。
いつまでたっても消えない噂と瑲玹の対処をみて気付いていた皓翎王が勅旨を出す。
「第一王姫は皓翎王の娘ではない、よって王姫のタイトルを取り上げ皓翎家譜から抹消する」
これこそが瑲玹のしたかった事では?何事も察しのいい皓翎王なのでこの後の動きも読んでるはず(私にはさっぱり)。
太尊は西炎姓を、瑲玹は西陵姓を小夭に名乗らせたかった。祖父曰く西炎姓なら誰にも文句は言わせない程の崇高な名前だからこっちを押した。
小夭は母親と同じ西陵姓を選び、これからは西陵玖瑶と名乗る事になった。涂山家とのつり合いで西陵姓にしたみたい。
ここでやっと瑲玹の目的が判明した。
小夭を皓翎から引き離したのは皓翎と開戦するため、一旦戦が始まれば小夭とは敵同士になってしまうから。
皓翎王が勅旨を出す時言っていた「私は阿珩と青陽の信頼を裏切らなかった。瑲玹を立派に育て上げた」はこの戦を予見していたから!凄い先読みだ、小夭の父親の噂話からの予見ってどんだけ...
小夭は恋愛脳ではないので璟の求婚の気配にも気付かず医学書の完成のために成婚はまた待つ事になった。
璟にとってはどうなの?愛しい小夭のためならまだ待てるの?
【ってか青陽って誰よ、中国語ネットからの想像では西陵珩の兄かな~?】
西炎国は戦を皓翎国に仕掛けました。下準備をしっかりしていた西炎軍が圧倒的に有利です。
町や太尊と璟の様子がおかしいと気付いた小夭は瑲玹に尋ねると「私は皓翎に軍を送り込んだ」と言う。
思わず杯を瑲玹に投げつけ部屋に行く、その後を追った瑲玹が(部屋の外から)事情を語り出す。
皓翎王にはたくさんの恩があるが小夭の知らない事実もあった。
「皓翎王のせいでふたり共孤児になった。そうでなければ彼の庇護など必要なかったし、我々も300年もの間ずっと放浪しないで済んだ。
あの時叔母(西陵珩)は辰栄Yanzhuan の陰謀を知った時に、皓翎王に父親(瑲玹の父で西炎仲意)を救うよう懇願した」
西陵珩という女性は激しくも強い人だったようです。懇願するときに難色を示す臣下の目の前で指を切り落とし、この指にかけて皓翎軍の安全を保証すると誓っていた。
でも皓翎王はその指の誓いの懇願を拒んだ。西炎仲意が亡くなった後に西陵珩は皓翎王と離婚した。
小夭は王としての皓翎王と今回の瑲玹の決断を理解はしました。でも母親も父王も瑲玹も小夭の気持ちを考えていないと個人の感情として理解できないと主張します。
そんな瑲玹には会いたくない、金輪際ここに(小月頂)に来ないでと突き返した。
瑲玹「私はお前の(感情や心を)ことを心配している」と繰り返し言うのですが戸は閉められたままでした。
そのまま夜が明けて瑲玹は朝堂の時間になり去っていく。
璟は蠱毒について調べていて相手が傷つくと小夭も死ぬかもと知る。瑲玹は必ず辰栄軍残党を始末するはずなので危険が及ぶ。
璟は相柳(黒髪バージョン)と地下賭場で蠱毒について話しますが、相柳の言い分は
自分が負傷したとき小夭がどうなるか分からない
小夭から蠱毒を取り除くことに協力出来ない
瑲玹からは移せたが自分から移せない
はい、全く協力する気ないですね。
瑲玹と会いたくない小夭は賭場にやって来て相柳らしき人を見つけます。相柳の顔はかつての自分のように次々に変化していくのでした...で終わった12話。