下記は今から5年前の、
『希望の法則』講演会で案内したチラシです。
(※2007.05.27 希望の法則Vol.3「愛と癒しの奇跡」より)


本来の自分より


あなたはどこにいる?


何故、

そのような鎧を身にまとい、私から隠れようとする。


何故、

自らの心に鎖を縛りつけ、自ら締め付けようとする。


心が、肉体が、

奥底から悲鳴を上げていることをなぜ知らぬ。


あなたは本来、

自由な魂として造られたはずである。


それなのに、

何故、本当の自分に目を背ける。


その鎧を作ったのは誰か?


あなたである。


その鎖で縛り付けたのは誰か?


あなた自身である。


現在のあなたを作り上げたのは誰か?


これも、

今のあなたという一つの存在である。


自らが選択した人生の結果が、

今の姿なのだ。


誰のせいでもない、

全てがあなたの選んだ道なのだ。



希望と喜びが溢れるJES社長のブログ


私には、

あなたがいつも不自由そうに歩く姿が見える。


重い鎧を自らまとい、

冷たい鎖が容赦なく骨まで締めつけている。


鎖を解くには勇気が必要だろう。


その食い込んだ鎖を剥ぐには痛みも伴うだろう。


そして、

鎧を脱ぎ捨てるには恐怖も襲うだろう。


しかしながら、

決して恐れてはいけない。


絶対に自分から逃げてはいけないのだ。


諦めてもいけない。


勇気を持って、

自ら作り上げた呪縛を解き放て。


希望と光明に満ち溢れた未来の、

自由なあなたを発見せよ。


私とは…

もう一人の『本来のあなた』なのだ。



上記のメッセージは、
2006.07.12の満月の日に瞑想していた時に浮かんだ詩です。



人は生きている内にいろんなものを身にまといます。


教育や習慣を身に付け、
様々な知識や情報や体験を通し、
『常識的な自分』、
『社会的に順応する自分』というものを作り上げて行くように思います。


僕は今55歳になります。


社会的には成熟期であり、
人生についてのアドバイスを求められたり、
悩み相談を受けたりと、
どうも世間からは確固たる大人として見られているようです。


確かに家庭を持ち、
一見、
何不自由のない生活のように思います。


今までの人生の中で、
いろんな事をやりました。


あまり人が経験しない事も、
たくさんして来たように思います。


無茶な選択をし、
辛く大変な思いもしました。


過去を振り返ると、
恥ずかしい事が一杯です。


どんな逆境が襲っても決してへこたれず、
精一杯頑張って、
それなりに知恵を振り絞り、
寝食も家庭も忘れるほどに、
自分の好きな仕事に専念しました。


そして『今の自分』を形成しました。


でも、
ふと思う事があります。


自分の今まで身に着けてきたものが、
『本当の自分』が望むものだったのか。


ひょっとして、
自分の生まれてきた目的は、
これらを身に着けるためだけだったのか。


ひょっとして、
鎧を着けていただけだったのではないのか。


今の自分に、
その鎧を脱ぎ捨てる勇気があるだろうか。


人は、
死ぬ時には何も持っていくことはできないと言います。


もし自分から、
財産や肩書や経験や友人や肉体を引いてしまうと、
いったい何が残るだろうと。


そう思った時、
『本当の自分』が目覚めます。


そこには『想い』しかないという事に、

気が付きます。


そしてその『想い』は、
小さな頃から何も変わっていない事を。


僕はたまに夢を見ます。


それはいつも少年の頃の夢です。


僕は少さい頃、
多額の借金を抱えたまま父が死に、
周囲の人々が去り、
毎日借金取りに負われ、
一家離散の手前になりました。

(※「本井秀定の物語」 参照)


一番人生で辛かった時期のはずです。


けれどもなぜかこの時期が、
人生の中で一番充実していて楽しかったのです。


とても貧しかったですが、
母にも甘えられ、
兄弟一緒に粗末な卓を囲み、
毎日笑顔が絶えませんでした。


いつみんながばらばらになるかも分からないのに、
将来の夢を語り合ったり、
みんなで歌を合唱したりしました。


僕は兄弟で一番小さかったので、
一人で川に行ったり、
花畑に行ったり、
虫や蝶々と遊んだり、

一日中雲を眺めていたりと、
大自然と触れ合う事が多かったように思います。


人は、
お金や財産や肩書が幸せにするものではなく、
むしろ何も身に着けていない時の方が、
本当の自分にとっては幸せなのかもしれませんね。


緑豊かな自然があり、
愛する人の笑顔さえあれば。


肉体はだんだん老いて行くけれども、
『想い』だけは常に少年でありたいですね。


そんな事を思っていたら、
とても良い曲を見つけました。


高橋優さんの、
「少年であれ」 という曲です。


この歌詞の中で、
「生まれてきた意味ならば後付けでも素晴らしい」…
このフレーズが一番気に入っています(笑)。


最初に出てくる「奴ら」とは、

世間の常識とか、

今の社会の事を言っているような気がします。


常々講演で言っているように、

選択は「ネバ・ベキ」よりも、

「タラ・レバ」の方が幸せになれる…

そのコツを歌っている曲ですね。