癒しの条件その⑨


病気の半分は「気」の影響


昔の医者は、
人間自身の中や自然の中に病気を起こす原因があるとみました。

 

それぞれの人々が病気にならないよう、
まず養生を考えたわけです。

 


http://ameblo.jp/jesmotoi/entry-11019766700.html

 

腹八分目で満足するように、
気持ちを節制(自己コントロール)するとかですね。

 

『病気』というように、半分は『気』の問題とも考えた。

 

 

だから、祈願とか祈ることもしたのです。

 

 

信ずることは、単なる迷信とかではない、
れっきとした精神科学や心療内科の分野なんですね。

 

 


それを普及したのが、
当社の元顧問だった九州大学医学部顧問の

 

故・池見酉次郎先生です。

 

心療内科を全国的に普及した方です。

 

 


池見先生との出会い

 


25年前、
JESの前身は『日本教育システムセンター』、
略称で「教育システム」と呼ばれてました。

 

当時は、能力開発と言えば教育システム、
教育システムと言えば能力開発でした。

 

 

巷の成功法則、自己啓発、
様々な宗教団体、精神世界と呼ばれる業界からも、
たくさんの企画依頼を受けました。

 

 

良きに付け悪しきに付け…(笑)。

 

 

その頃、
大脳生理学に基いた

 

自己コントロール法の教材を企画していて、
自律訓練法の開発者である、
ドイツのシュルツ博士(精神医学者)と

連絡をとりたいと思ってました。

 

当時はインターネットがない時代ですから、
ドイツ大使館に問い合わせ致しました。

 

 

すると、
シュルツ博士はもう既に亡くなっているとのこと。

 

 

けれどもそのお弟子さんが

 

日本におられるとの情報を得ました。

 

それが九州大学教授の池見酉次郎先生でした。

 

 

 

池見 酉次郎(いけみ ゆうじろう、1915年 - 1999年)は

 

 

日本の心身医学、
心療内科の基礎を築いた草分け的な日本の医学者。


九州帝国大学医学部卒業後、

アメリカの医学が日本に流入した際、
心身医学の存在を知る。


1952年にアメリカミネソタ州のに留学し、

帰国後、
日野原重明(聖路加国際病院理事長)、
三浦岱栄(慶応大・杏林大神経科教授)らと共に
日本心身医学会を設立し、初代理事長になる。


翌1961年、

九州大学に

国内最初に設立された心療内科教授に就任し、
内科疾患を中心に、
心と体の相関関係に注目した診療方法を体系化、

実用化に尽力した。


九州大学医学部名誉教授、


自律訓練法国際委員会名誉委員長、


日本心身医学会名誉理事長、


国際心身医学会理事長、


日本交流分析学会名誉理事長などを歴任。

 


そんなに偉い先生とは露知らず、

 

無謀にも大学に電話したところ、
すぐに研究室に繋いでくれました。


最初に連絡したとき、池見先生はこう言いました。


「本井さん、

あなたから肉体を引くと何が残る?」


僕は、「それは魂ですか?」と答えました。


先生は優しく笑ういながら、

もの静かな口調で、こう言いました。


「魂、心、感情、意識と

いろいろな表現はあるでしょうが、
シュルツ博士の研究課題は実はそこにあったのです。


私もそこからスタートしている。


人間は肉体が全てではない。


目に見えないものの中にいくつもヒントは隠されているのです。」

 

 

その後、
当社が開発する様々な教材を先生に勝手に送りつけ、
その都度、その商品のアドバイスを戴きました。

 

 

 

「もっともっと、心に関する教材を出してください。

 


 

医療の本質は教育です。


人間を一つのものとしてみる現代の西洋医学では

限界があります。


心身症の全てが感情による心の歪みです。


肉体を単なる物質として教えるのではなく、
感情も一つのエネルギーとして捉えるところに

大きなポイントがあります。


今後科学が進めば、
その見えない分野にも画期的な治療器が

開発されると思いますよ」と。

 

 


目に見えないもの…

 

 

 

喜怒哀楽を初めとして人間には様々な感情があります。

 

 

優しさ、いたわり、慰め、励まし、愛、安らぎ…

 


それらが歪んでしまうと、
苦しみを生んだり、喧嘩になったり、犯罪になったり、

そして病気になったり、
いろんな不調和な現象が表れて来ます。


目に見える物質と目に見えない心とは

全く別のような気がするけれども、
実は『色心不二』、
つまり密接に関わっているんですね。

 


下記は釈迦の誕生から悟りまで霊視したとされる、
T先生の講演会から抜粋です。

 

 


■色心不二(しきしんふに)

 

 

我々はいかに財産があろうと、
地位があろうと、
何があろうと、
この世を去る時はあの世へ持ち帰ることはできません。

所有するものは何もないのです。

自分の肉体すら、
皆さんはあの世へ持ち帰ることはできないのです。

″もの″は、
あくまでも我々がこの地上で生活するための

資材にしか過ぎないのです。

持って帰ることが出来るのは、
心の調和されたもう一つの光子体なのです。
 

人間の生命は永遠であり、
普遍的かつ不変的なものは、

己れ自身の心以外にはないのです。

皆さんの心は、
肉体とともに、

色心不二になっているのです。

 

「色」とは、皆さんの目に見えるものです。

我々の目には、七色の虹の世界しか見えません。


「色」というのは物質です。

物質というものを物理学的に定義しますと、
体積と質量を有し、空間を持っているものです。

そうして仕事を成し得る能力です。

 

さて、この仕事を成し得る能力というもの
を皆さんは目で見ることができるでしょうか。

皆さんは、自分自身の肉体では、
自分自身の魂、意識という、

高次元のものは見ることができないように、
仕事を成し得る能力というものは

目で見ることはできないがあるのです。

 

目で見ることのできる物質”色”と、

目に見えないが存在する”心”とは
一体となって存在するということを”色心不二”というのです。

 

1グラムの物質の持つエネルギーは、746ワット、
一馬力のモーターを3,800年間も回転させることができます。

 

大変なエネルギーです。

 

そこで、

『質量不変の法則』
『エネルギー不滅の法則』というものがあるのです


こうなりますと、もうすでに2,500年前、
物質と心とエネルギーは不二ー体であるという、
現代科学が発見したという法則を

(仏陀は)知っていたということです。

 

一人の肉体には一人の船頭さん、
これは皆さんの光子体、あの世へ帰る肉体なのです。


ですから、

皆さんはいつでもあの世へ帰れるのです。

 

あの世へ帰る肉体と皆さんは

一緒になっているのです。

 


これを、『色心不二』というのです。