3月に入ったばかりの頃だったろうか、
毎朝、ある音楽が聞こえてから目が覚める。

どこかで聞いた曲だなぁ…と思いつつも、
それが何の曲だったか思い出せずにいた。

昔の話だが、
まだα波が野菜のアルファルファと間違えられていた頃、
JESで「アルファ波ミュージック」を発表した。

しかし私は音楽はド素人。

恥ずかしながら、
小学生の頃は5段階評価で最低の「1」をもらったこともある。

※小さい頃から『真ん中がない』…と言われ続けている。

にもかかわらず、
原曲のイメージはほとんど私が作るという暴挙に出た。
それなりに全国でブームとなった。

毎朝、
過去に聞いた事のあるメロディが流れてきて起こされる。

そりゃ、
毎日500曲近く聞いてればそういうこともあるだろう。

不思議だったのは、
過去、無意識に聞いていた曲のほとんど、
特に、
幼児期に何気なく聞いていた音楽の歌詞を、
すらすら覚えていた事である。

大人の歌謡曲など意味も分からないのに。

でも起きてしばらくすると、すぐに忘れた。

『ひょっとして、
人間の記憶というのは思い出せないだけで、
実は全てどこかにしまわれているのでは…』と思った。

宇宙の磁気テープ…?

それが「速読術」や「記憶術」などの教材製作の元になった。

速読だけで45万人、全部で100万人以上の生徒が受講してくれた。

たまに、過去聞いた曲よりも、
今まで全く聞いたことのないメロディが流れる日もあった。

オーケストラ風の音楽だった時もあるし、
ハープだけの協奏曲、笛だけの時もあった。

余りにもそのメロディに感動して、
起きてから忘れないように、
口ずさみながら歯を磨いたりするのだが、
すぐに忘れた(笑)。

でも選曲は、
そのイメージに近いものを探し出し、作曲者に伝えた。

私が作ったビデオ作品、教材作品のBGMは、
全てこういう形で決まる。

音楽の作曲では、
故・片岡慎介氏
(作曲家)は私の良き理解者だった。

父親は片岡鶴太郎氏の師匠である片岡鶴八氏。

英語で権威の中田憲三
先生の英語教材を作る時は、
50曲以上を彼に作ってもらった。

※お二人ともJES相互扶助会員。

その曲のイメージを片岡氏に伝えると、
すぐにピアノで曲にしてくれた。

すぐに忘れるから、朝の4時に電話を掛けたことも。

寝ぼけ声でいつも私のわがままに対応してくれた。

いきなり電話で起こされ、
音階がまともではない男が急に歌い出すもんだから、
相手もたまったものではなかっただろう。

私が命掛けで作ったCDドラマ『ふるさと』全4巻も、
彼が無料で一部作曲してくれた。


※1巻目は無料配布、2巻目は任意で1円(縁)から。
興味のある方は下記まで。


http://item.rakuten.co.jp/smc/c1-1/

しばらく音楽の現場から遠ざかり、
たまにしか音楽が聞こえることがなかった。

それが3月に入った頃から、また頻繁に聞こえ出した。

それも同じ曲ばかりである。

どこかで似たような曲を聞いたことがある…

でも思い出せない。

そんな時、当社の社章がふと目に入った。

そのデザインは、二つの若葉マーク
である。


ナウシカ
だ!」



『風の谷のナウシカ』の最後のシーンが目に浮かんだ。

そう、
あの腐海の中で芽生える1本の若葉である。

腐海の生態系は、
人間のエゴと便利さの追求が産み出したものだった。

しかし人間の思惑とは関係なしに、
地球は浄化されていく…。

今思えば、
まるで今回の原発事故の行く末を暗示させる映画だった。

実は前述のCDドラマ『ふるさと』は、
脚本の段階で、
たまたまよく会社に遊びに来ていた、
東京テアトルの北里さんに見せた。

北里さんは会社の中でも偉い人だったが、
気軽にいつも話しかけてくれた。

親戚に北里大学や病院の創設者がいた。

2,3ページ読むと、「どうしても貸して欲しい」と言うので、
200ページにも上る原稿を手渡した。

すると、3日後にその北里さんから電話が掛かってきた。

『本井さんの脚本を読んで、涙がボロボロ出た、
そこで、宮崎に…』

初め、
話に出てくる宮崎さんとは誰のことが分からなかった。

良く聞いて見ると北里さんは、
あの宮崎駿監督と同級生だった。

そして、『宮崎にこのアニメを作らせる』と言う。
でも結局この話はペンディングになった。

脚本を宮崎駿監督にも読ませたらしい。

北里さんの話では、
宮崎監督も涙が止まらなかったという。

不思議研究所の森田健さんにも読んでもらった。

「私にお茶を飲む余裕さえ与えてくれなかった」…
との感想をもらった。

数万人の会員に、号外で私を紹介してくれたこともあった。

政財界に力を持っていた、
故・光永さんにも読んでもらった。

彼の誕生会に呼ばれて、
帰りにCD製作費としていきなり100万円をもらった。

それから矢継ぎ早にお金が集まった。

一度も会ったことのない、
見知らぬ人から500万円もらったことも。

勿論、返そうとしたが、
「遺産の一部をユニセフに寄付しようと思っていた矢先に、
トイレであなたの記事を読み、
亡き夫が望んでいるのが分かったんです…」
と突き返されてしまった。



CD製作費はあっという間に集まってしまった。

こんなことは誰も信じない。

昔の社員はみな知っている。

でも、理解する人がいてくれて嬉しかった。

しかし余りにもディープな構成になっているので、
宮崎監督からは、
娯楽アニメとしてはちょっと…と言われた。

まぁ最初から期待していなかったので、
ガッカリはしなかったが、
その時に改めて、
「風の谷のナウシカ」をレンタルビデオで見た。

2006年7月12日、
あるインスピレーションで、
人類の近未来が一瞬だが見えた事がある。

それで、
希望の法則講演会を開始するきっかけとなった訳だが、
そのインスピレーションを私に送ったのが、
『ジブリ(ジヴリィ?)とアジュラ(アズリィ?)』と名乗る天使だった。
(※あくまでもイメージ)

当時、私の知人の多くにその話をしたが、
二人の天使の名前はおろか、
誰もその内容を信じなかった。



むしろ、

「その内容を人に言ってはいけない。


みんなお前から離れて行くぞ!」



…と忠告までされた。

そこで一人でネットで検索したら、
ジブリとはガブリエル(Gabriel)のことだと後で分かった。

未来予知や通信の天使である。
※とても優しい顔をしていた。

アジュラは…全く分からなかった。
※最初は冷たい顔つきからして阿修羅かと。

二人の天使は、


『両極』を表しているような気がした。



すると顧客のクリスチャンの方から、
「それはアズラエル(Azrael)と言って、
生死を司る大天使です」
と教えてくれた。

宮崎監督(※スタジオジブリ)の作品、
「もののけ姫」に登場している、
あの『シシ神』でそれを表現している。

以前のブログ「神々が動いた日」でも話したが、
こんなこと、誰も信じるわけがない。
私が一番信じていないし、信じたくない。

しかし、
あまりにも私の人生には、
これでもか…と嫌になるくらいシンクロ(※共時性)が多過ぎる。

そしていつも付きまとう。
『両極』現象、


破壊と創造…。



社員からも忠告されて落ち込んだ。

本当にそうだと思った。

絶望と希望。。


さて、冒頭の毎朝聞こえる音楽だが、
「風の谷のナウシカ」の中の挿入歌、
ナウシカ レクイエム
』という曲だった。
https://www.youtube.com/watch?v=g06V-uROQ64&index=1&list=RDxWfvB91_IZo
(※3分7秒~)

久石譲氏が作った曲とされるが、
私に聞こえてきた音楽はこれに似ているが、
少し違った。

>別な原曲がきっと…

そんな感じがしてネットで探った。

すると、海外のYou-tubeで見つけた。

Sarabande
』という曲らしい。。