核機雷を使う? あるいは、「ヴェール」で明かされたこと | エルサレムの響き3

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保守派ですが、愛国心の押し付けに反対するため、小説を書いています。
note 大川光夫 で検索してください。「 愛国者学園物語 」という題名です。

海軍の活動と言っても、ロシア・バルチック艦隊vs旧日本海軍のように艦隊同士が撃ち合う砲撃戦だけとは限るまい。

現代の海軍はインフラの破壊や、特殊部隊による電撃的な攻撃を行い、これら諸国にダメージを与える可能性も無視はできない。

 

 

 

あるいは核機雷はどうだろう。地上の大都市を核攻撃することは世界各国の非難を浴びるから避ける。でも、海で核機雷を使うなら、ためらう人間はいるだろうか。それで水中の重要インフラを破壊する。バルト海には、米国のソナーシステム、ソーサスSOSUSが設置されているのかは、私にはわからない。それは海底に設置された聴音システムでロシアなどの潜水艦の監視に用いられる。もし、ロシアが破壊を企てたとしたら、ソーサスに手を出すだろうか。

 

 

高名なボブ・ウッドワードがCIAの活動を描いたドキュメンタリー本「ヴェール」には、ソ連のある諜報活動が紹介されていた。かつて西側はソ連の海底ケーブルにポッドと呼ばれる盗聴機器を取り付け、その通信を傍受していた。だが、その存在がソ連にバレたらしい。彼らはバレンツ海?だったか、とにかく地球の裏側から、1隻しかない深海サルベージ船を呼び寄せて活動させ、彼らはポッドを回収したものと思われる、そういう話が出ていた(私の記憶による)。

そういう労力を惜しまない人間たちなら、ロシアの目の前、バルト海での活動なぞ、手の上でのお遊びのようなものだろう。

 

 

 

つい先日公開された、海底ケーブルの傍受と日本の話。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6052f83846c0f1459247af0a0dae0260d165e559