2026年2月14日 観劇
“ゆきどけと、ともに”
今回の劇場は・・・
東京都新宿区
“三栄町LIVE”です。
『what's your name?』
ストーリーは人の過去、記憶を記録した本を保管している図書館から始まる。
快活的に話すシュールな図書館の管理人シャマシュ氏(キャストは岩渕 聖良氏)の言動とは裏腹に、5年前の事件がきっかけで記憶を失った主人公長嶺 律さん(キャストは水野 捺美氏)が、あまりにも苦しすぎる記憶を苦しみもだえながら、自身の記憶を徐々に取り戻していく過程を描く。
記憶を取り戻すだけではない。
その過程で、家族や大切な人への思いの尊さを明確に知らしめる。
『人は皆決まった運命がある。どんな運命であろうと、乗り越えないと前には進めない。』
過去の記憶を思い出すのは苦しい。
その苦しさがタイトル回収の伏線になっている。
そして3冊の本に記録された長嶺さんの記憶が、少しずつ取り戻されていきます。
(長嶺 律さん)『・・・もう一度記憶を無くすことを選んだとしたら・・・』
(シャマシュ氏)『ならば、君の事を待っている人達のことを考えるんだ。』
記憶が取り戻されつつも、それを迷う心理が苦しさの大きさを表しています。
『私には私の意思がある・・・』
母である律さんに対し反抗的な星空さん(キャストは東海林美南氏)もまた、図書館で母の記憶本を読みつつ母の過去を知り、母の自分への思いの尊さに気づいていく。
大切な人を思う気持ち
過去の記憶をさかのぼり、未来へ思いを馳せ、自らのそういう思いを再確認できる、しなければいけないと迫られる作品と言える。
『人の記憶とは儚く尊い。大切なものほど埋もれ、見えなくなってしまう。それでも季節を巡りいつか芽吹く、
ゆきどけとともに咲くあの花のように・・・』




