2026年3月28日 観劇
“Last Letter ~昔からある場所~”
今回の劇場は・・・
東京都台東区
“上野ストアハウス”です。
昭和と令和
時をこえて紡がれる家族のストーリー
時は令和
すでに廃業した食堂“気楽亭”
牧島家の3人、牧島 玲央さん(キャストは横山 拓海氏) 牧島 幸子さん(キャストは平山 さとみ氏) 牧島 真凛さん(キャストは山田 夏萌氏)が店の片付けをしている際に見つかった古い手紙。
その手紙を牧島 玲央さんが開け、読み始めると・・・
時は昭和、1978年(昭和53年)に切り替わる。
客であふれ、賑やかな気楽亭の店内
牧島 玲央さんの祖母 中村 トメさん(キャストは今出 舞氏)と曽祖父 中村 茂正さん(キャストは三井 伸介氏)が店を切り盛りする光景。
昭和を知らない牧島 玲央さんが、その昭和の時代を体験する。
スマホ、ライン、ニート・・昭和の時代には通じない言葉等、時代のギャップを感じつつも、近所の人、常連客、曽祖父や祖母と接していく中で、何か大切で大きなものを感じ取っていく過程がうまく描かれています。
『この時代の人達って、自分の思っていることをストレートに言うんだ。』
『俺だってこの時代の人達みたいに誰かを守ったり、自分の気持ちに正直に生きたい。』
同時に行方がわからなくなっている自分の祖父 中村 正夫さん(キャストは村上 貴弘氏)の、隠された真実を知ることになる。
そして自分の家族の過去と接し、触れて過去を知ることで、令和の現代ではもしかしたら体感、実感できなかったしれないモノが、牧島 玲央さんを成長させていきます。その推移がみてとれます。
『事情が全部済んだら、裏口から入って来い。』
店主の中村 茂正さんの厳しくも筋の通った存在が、作品の良さをさらに相乗的に高めています。
昭和を知っている人にとっては懐かしさ、暖かさを感じ、昭和を知らない人にとっては有機的な体験ができる作品だと思います。
気楽亭・・すでに取り壊されて無くなっているかもしれませんが、時が経って失われてしまったもの、失ってはいけないもの。観劇後は様々な思いが胸中に去来します。





