エヴィの心臓ドック初体験 | 僧帽弁閉鎖不全症のわんこ。ときどき検査技師のわたし。

僧帽弁閉鎖不全症のわんこ。ときどき検査技師のわたし。

ミニチュアシュナウザーのJerry leeは9歳10ヶ月で虹の橋を渡りました。
僧帽弁閉鎖不全症の手術を受けるため頑張ったジェリーの闘病記録。
そして、飼い主は人間の心エコーとかとっちゃう検査技師なのでちょっとしたうんちく並べてます。

行ってきました。


北海道胆振東部地震前から予約していた

心臓ドック



ジェリーの僧帽弁形成術を行った病院へ



ジェリーがお空にかえって。
そのあと、先生に挨拶に行ってそれ以来。



久しぶりに病院の看板見たときは。
色んな想いが浮かんだな〜。


懐かしいのかもしれないし。
悲しいのかもしれないし。
心配なのかもしれない。


とても色々。
あるわけだけど。


今日はエヴィの心臓音の精査。




病院の待合室にて。



久しぶり先生に挨拶。

の前に。



「大きいね〜


だって。



シュナウザーだとは伝えてたけど。
体重は教えてなかったしね


体重は12キロ。


は???

増えてるし



ま。

そんなこんなで。
今までの経緯とかお話しして。
そのまま病院にお預けです



頑張れー。
夕方迎えにくるからねー。



項目は

心電図、心音図、レントゲン、心エコー、血圧測定、心筋マーカー測定など。


一気にすると時間もかかり負担がかかるので、ゆっくり休憩をとりながら行うのです。



で。


毛、剃られますよね〜



心エコーなどのときに邪魔なので。
刈られます



よくよくみると。

面白い。



ペロッとないもんね。



そんなこんなで。
夕方。


エヴィの引き取りと結果を聞きに病院へ。













要約しますと。


心雑音は収縮期雑音でレベルは6段階中2。

収縮期とは心室が血液を送るためにギュッと縮んだ時のこと。
この時雑音があると言うことは、大動脈弁狭窄、僧帽弁逆流、肺動脈弁狭窄、三尖弁逆流いずれか又は複数あるということ。


小型犬の場合、一番多い病気は僧帽弁逆流。



なので、聴診のみで投薬に踏み切る医師も昔は多かったようですが。
今はエコーもあるので、原因を特定してから投薬というのが基本になっています。


そんなエヴィですが。

心雑音は軽度。
という判定。


VHSは基準を超えていますが。
これって心臓のサイズをその犬の胸骨〜椎骨何個分であるかを測定するので。

胸郭が小さく骨と骨との幅が狭いシュナウザーはこの値が大きくなりやすいんですね〜
なので、どうしても他の犬種の平均値には収まらないのです。


レントゲンだけでは全てはわからないってことですね。



で、心エコーに関しては。

これは先生の説明を聞く前に、流してある動画見てしまって



私 「前尖逸脱ですね」

先生 「そうですね。ウォールジェットなので、音が結構きこえるんですよ」


つまり。
僧帽弁前尖の逸脱による僧帽弁逆流。
その逆流が左房の壁に沿うように走るので、逆流量が多くなくても雑音が大きく聞こえるってこと。


僧帽弁閉鎖不全症、確定。


そこは喜ばしくはないのですが。
今のところ左房圧上昇もなく、
心拡大もない状態。


逆流率も11パーセントと低いので。
治療の必要はないとのこと。



ホッと一息。
緊張が一気に解けました。



もちろん、僧帽弁閉鎖不全症は進行する病気です。

少しずつなのか、一気になのか。


それは誰にもわかりません。


ただ、祈るのみです。
無理をさせず、心臓を大事に使いながら。




検査を終えて。





エヴィは。

先生にも「おとなしくて良い子」との
お褒めの言葉をいただきました



ひっくり返しても無抵抗だもんね〜
検査しやすいし治療しやすい子です



てんかん。
肥満細胞腫再発の懸念。
僧帽弁閉鎖不全症。


まー。
色々、ありますね〜



でも。
頑張りますよ。


ゆる〜くだけどね。




長く続けるにはまったりなくらいが
ちょうどいいから。






てんかんのお薬。





パクッと。





完食〜。



な、エヴィでした








地震の影響。
まだまだあります。


大変な苦労をされている方もたくさんいます。


少しでも早い日常の回復をと願うばかりです。