ワクチンってなんだろう その1 | 僧帽弁閉鎖不全症のわんこ。ときどき検査技師のわたし。

僧帽弁閉鎖不全症のわんこ。ときどき検査技師のわたし。

ミニチュアシュナウザーのJerry leeは9歳10ヶ月で虹の橋を渡りました。
僧帽弁閉鎖不全症の手術を受けるため頑張ったジェリーの闘病記録。
そして、飼い主は人間の心エコーとかとっちゃう検査技師なのでちょっとしたうんちく並べてます。

春です。

春はワクチンの季節??


ワンコ飼いの方には「狂犬病」のシーズンでもあるので、春のイメージでしょうか




そもそも。
ワクチンってなんでしょう??
なぜ打つのでしょう??



今日はちょっと。
そんなお話をとびだすうさぎ2


ワクチンは簡単にいうとウイルスなどの病原体から体を守るための一つの手段です。


ウイルスというのは不思議なヤツで、体内に入り込むと正常な細胞の中に入り込み(感染)その細胞を乗っ取ります。
そうして、乗っ取った細胞内で自分(ウイルス)のクローンを作り、細胞の外に放出!
そのウイルスがまた細胞に感染
ウイルスに感染した生き物が死んでしまうまでそれを繰り返します。

そんなことになる前に、私達もワンコも自らの「免疫」でウイルスと戦うのです!



この免疫。
とても優秀ですが、ウイルスが体内に侵入してから その機能が発揮されるまで少々時間がかかってしまうのが難点です


なぜ時間がかかるかというと。

簡単です!

敵(ウイルス)がどんなヤツか知らないからです
もしかしたら味方かもしれないから、突然攻撃したりしないですよね??


敵を知り、作戦を立て、戦うための武器を作り、一斉攻撃を仕掛ける


そのためには時間が必要なのです。
しかし、その間にも敵はどんどん正常な細胞に感染し、敵のクローンが増えていくのです


怖いですね〜



そんな時にワクチンです!


ワクチンの中には敵(ウイルス)の情報がたくさん入っています。不活化ワクチン
ワクチンの種類によっては劇弱ですが敵がそのまま入っているものもあります。弱毒生ワクチン


ワクチンがもたらした敵の情報から

敵を知る、作戦を立てる、戦うための武器を作る!
ここまで出来てしまいます。


ここまで準備が整うと「一斉攻撃」を本物の敵が侵入して来たその時に、瞬時に出来るようになるのです!



ワクチンとは、
自らの免疫に敵がなんであるのかを教える教師のようなものかもしれませんね



でも。
ワクチンを打ったら誰でも「一斉攻撃」ができるようになるの??
ワクチンは副作用が怖いって聞いたよ??
複数回打つのはなんで??
「狂犬病」なんてないのになぜ打つの??



疑問は色々ありますよね。

次回はそんなことをお話ししようと思います




オマケ
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菓子司  新谷(しんや)さんの

「ふらの雪どけチーズケーキ」


たぶん、世界で一番好きなチーズケーキ


半解凍で食べると美味しいのです〜

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濃厚だけどさっぱりだし。
オススメです