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観てきました~
綾野くん、素晴らしい!
これからも応援してゆこう!
自分の中では日比野克彦さん、高橋尚子さんに並ぶ郷土自慢の有名人となりました。
こないだ観た「すばらしき世界」と扱っているテーマは似ています。
主人公の1999年の少年期、2005年のバリバリにヤクザとして生きる時期、そして14年後の出所後の暴対法により一変したヤクザ社会・・・
このあたりも無駄なく、観る側の心を惹きつけっぱなしで進行してゆく脚本、演出が好みです!
後半はヤクザが現代をカタギとして生きてゆく、生き辛さ等もよく描かれています。出所してきてヤクザを取り巻く社会が一変した中で衰退しまくっていた自分の組、辞めた者も多く、今もしがみついている者はかつての華やかさは微塵も無く、地味な仕事で安いシノギで何とか過ごし、かつての必要悪さえもう用はないと、居場所もないよと世間からも突き付けられているようでその哀愁が何とも何とも切なかったです。
そんな背景に家族というテーマが盛り込まれています。家庭の愛情に恵まれていない者が自然と吸い込まれるように、所属してゆく組織の中に本物の家族よりも固い絆で結ばれ、組同士の抗争にも繋がってゆくのですね。組を抜けて、やっと本物の家族が持て、普通の生活が出来ると思いきや、世間が、過去がそれを許してくれなくて・・・
この映画も「すばらしき世界」と同様に役者さんたちの上手さが映画自体を更に上質なものに押し上げていますね。
綾野くん、約20年、3つの時代での演じ分け、まずそこが素晴らしいのです。違和感全く無しです。
又、それぞれの時期での異なる「目」の演技、凄いものがありました。
脇を固める役者さん達もそれぞれがめちゃめちゃ上手いのです。
舘ひろしさん、ほんと優しくて、昭和な親分さんでしたね。この優しい部分も衰退の要因になったのかと連想させる雰囲気もよかったです。
北村有起哉さん!いやぁ、上手いなぁ~ 今回も輝いていましたね!最初から最後までこの人の演技はリアルでした。
そして磯村勇斗くん、これからが楽しみですねーー!こんな素晴らしい若手俳優がいたんですね。古いタイプのヤクザは世間にも法にも現代には合わない、半グレというカタチも尖り方も現代ってゆうのが凄く伝わってきて、ラストの重要なところまで絶妙な表情で演じてみえましたね。
いやぁ最近の邦画パワーにはアッパレ!
実を言いいますと、この映画の鑑賞後ランチを挟んでトム・ハーディ主演、マット・ディロンも出ているという「カポネ」をハシゴ鑑賞しました。
まっ、カポネは晩年惨めやったんやなあと分かっただけ。ただそれだけの映画でしたね。
なのでここで記事にするのも止めましたわ。
ランチのいきなりステーキのステーキ・ハンバーグのコンボ。
久し振りに入ったけど、以前よりも肉が柔らかくなったような・・・
美味しかったです。