MARY BLACK  「BABES IN THE WOOD」   1991
 
 アイリッシュな香りは希薄でポップな作品に仕上がりました。
 
 
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 アイリッシュ・ファンとしては、ちょっと物足りない気もしますが、
元々、癖のない唄い方をするヒトですから、
どちらかというと、このようなポップな路線が合うのでしょう。
 
 個人的にはRTの「Dimming Of The Day」をカヴァーしてるのが嬉しいですね。
あと、ジョニ・ミッチェルの「The Urge For Going」なんかも。
RICKIE LEE JONES  「NAKED SONGS」  1995
 
 リッキー・リーのアンプラグド・ライヴ。
彼女の代表曲がアコースティック・ライヴで楽しめます。
 
 
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 最後の「Autumn Leaves(枯葉)」、
このスタンダードをベースだけをバックに唄うリッキー・リー、
後に共演することになるロブ・ワッサーマンのベースが素晴らしい!
それまで彼女がスタンダードを唄うなんて考えもしなかったけど、
少女の様なヘタウマ・ヴォイスとベースの響きのミスマッチが
なかなかいいですよ。
LIANE FOLY 「LIANE FOLY」  1988
 
 仏人シンガーリアーヌ・フォーリィのデビュー・アルバムです。
1962年生まれだから25歳...。
 
 
 
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 当然仏語で唄われてますが、ガーシュインの「The Man I Love」、
ヴィクター・ラズーロもカヴァーしてた「Put The Blame On Mame」、
「Stormy Weather」の3曲は英語で唄われてます。
 
 ワタシ的にはどうしてもヴィクター・ラズーロあたりと比較しちゃうのですが、
新しいフレンチ・ポップといったところでしょうか。
 
 当時の「アンニュイ」な香りを漂わせたシンガーとはちょっと違うし、
ジャジーなエッセンスも希薄であくまでもポップな作品です。
DAVID BLUE  「NICE BABY AND THE ANGEL」  1973
 
 『移籍第1作「ストーリーズ」の高評価を受けリリースされたアサイラムでの二作目。グラハム・ナッシュをプロデューサーに置き、
ディヴ・メイスン、ディヴィッド・リンドレー、グレン・フライら
当時のLA音楽シーンの一大勢力 "ローレル・キャニオン"人脈を総動員して制作された傑作。』
 
 
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 イーグルスがアルバム「ならず者」でカヴァーした「アウトロー・マン」、オリジネイターはこのディヴィッド・ブルー。
ブルーのオリジナル・ヴァージョンの方が投げやりというか荒っぽくていいな。グレアム・ナッシュのハーモニーも活きてるし。
 
 ディヴィッド・リンドレーが縦横無尽にスティールを弾きまくる
「ダーリン・ジェニー」も、なかなかイカしたロックン・ロールです。
 
 生涯を通して地味なディヴィッド・ブルーでしたが、ボブ・ディランや
ジョニ・ミッチェルらには好かれていたみたいで、
ジョニの名作「ブルー」はディヴィッド・ブルーにインスパイアされ
作ったとか。
河内屋菊水丸
「バッド・ニュース/アントニオ猪木一代記」
1991
 
 当時国会議員であったアントニオ猪木氏が、バグダッドで開催された
「平和の祭典」に出たときに同行したのが、この河内屋菊水丸。
 
 
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 CDは2枚組で、CD1は猪木氏の偉業を称えたライヴ音源、
CD2がバグダッドでのライヴ・レコーディングと
ホテルのベッドの中で毛布を被り、隠し録音された音源。
ホテルの部屋にも隠しマイクがあるらしく
「アメリカ」「クエート」という国名は禁句の為、
声を潜めて当時の「イラク侵攻ドキュメント」を唄ったものです。
LYNYRD SKYNYRD 「ENDANGERED SPACIES」 1994

 スキナードを観たのは1977年1月の中野サンプラザ。
その年の10月に飛行機事故でメンバーが死亡。

 本作は生き残ったメンバーに新メンバーを加えた布陣で、...

往年のレパートリーをアンプラグドでアコースティックに再現。
 
 
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 「セルフ・カヴァー」と言うよりも、
新たな面子でオリジナル・スキナードを「セルフ・トリビュート」した、
と言ったほうが適切か。
 「サタデイ・ナイト・スペシャル」や「スィート・ホーム・アラバマ」
「アイ・エイント・ジ・ワン」「シンプル・マン」などを
アコースティック・セットでやってくれてますぜ!
加山雄三 「FOR THE GOOD TIMES」    1981
 
 加山さんがステージで好んで唄っていたポップスを集めたもの。
 
 収録曲は
 And I Love You So
  For The Good Times
  Try To Remember
  Stardust
  I Left My Heart In San Francisco
  What Kind Of Fool Am I
  Let Me Try Again
  My Boy
  Release Me
  Papa
  An American Trilogy
  My Way
 
 ポール・アンカの曲が3曲も取り上げられています。
タイトル曲はクリス・クリストファスンですね。
 
 この時代はまさに円熟の境地、歌唱力もついてきて
包容力のある洋楽セレクションです。発音もいいし。
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ペリー・コモのようにも聴こえ、また時にはシナトラのようにも...。
SINEAD O'CONNOR 
「I DO NOT WANT WHAT I HAVEN'T GOT.」

1989
 
 『大ヒット曲「愛の哀しみ」を収録した90年発表の最高作!』
 
 邦題は「蒼い囁き」。
当時は「シンニード」と表記されてましたが、今では「シネイド」が普通。
 
 
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 デビュー時はかなり尖った印象を持ってたんだけど、
この2ndは穏やかで、まろやかでもある。(詩の内容は別として)
 
 やはり一番の話題はプリンスの「愛の哀しみ」でしょうか。
かつてプリンスがザ・ファミリーというグループのために書いた曲。
恐らくシネイドの最大のヒット曲でしょう。
ドラムスとベースだけで唄われる「永遠の人に捧げる歌」、
ラストにフィドルが登場してアイリッシュ的な展開になるのも面白い。
そして何よりも短いメロディを延々と繰り返すアカペラの「蒼い囁き」で
静かに終わるのがアッと驚かされる仕掛けです。(笑)
ART BLAKEY  「ORGY IN RHYTHM」  1957
 
 自身のジャズ・メッセンジャーズのレコーディングの合間を縫って、
ドラムス&パーカッションを中心としたアフリカン・リズムを
録音しちゃいました。
 
 
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 何と言っても4ドラムス&5パーカッションズですからね。
これだけでLP2枚分ですからね。
 
 10分にも及ぶ「Buhaina Chant」が終り、
「Ya Ya」の始めにレイ・ブライアントのピアノが
チロチロリンと聴こえた時にゃ正直、ホッとしましたぜ。
 
 さすがここまでの大所帯ともなると、
いつものRVG(ルディ・ヴァン・ゲルダー)スタジオでは無理?
今回はマンハッタン・タワーズというところで録音されてます。
THE CORRS  「LIVE」  1997
 
 美人3姉妹+兄で構成されるコアーズ。
ライヴ・ヴァージョンやアコースティック・ヴァージョンなどの
別ヴァージョンだけを集めた日本独自の企画、日本のみのリリース。
 
 
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 アイリッシュのくせして、ちょっとカントリーぽいというか
アメ・ポップ仕立ての「Runaway」、
ちょっとロック・テイストを加味してみました的な「Secret Life」など
兄妹ならではのまとまり具合に感心...。
「Secret Life」の間奏にジミヘンの「Voodoo Child」のリフも飛び出す!