JR北海道のグループ会社「北海道ジェイ・アール・サービスネット」の社員6人がIC乗車券「Kitaca(キタカ)」で無賃乗車を繰り返していたことが23日分かった。

 無賃乗車は、昨年2月~今年1月に計211回行われており、総額は4万2220円。JR北海道によると、サービスネットは駅業務を委託するグループ会社で、6人は札幌市内の4駅に勤務していた20~60代の男女。通勤時に自宅近くの駅にICカードで入場、勤務駅で改札を通らずに駅事務室に入り、専用端末で入場記録を消していた。6人に通勤手当は支給しているが、いずれも定期券を使用していなかった。

 昨年末に発覚した都営地下鉄職員がICカードを不正使用した問題を受け、JR北海道が内部調査し発覚した。6人は1月末で諭旨解雇処分となっており、利用客に直接被害がないため、公表はしなかったという。【今井美津子】

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