先日、30年来の友人(神戸の仕事仲間で、社会福祉士)Hさんから、嬉しいお誘い。

ところで"国宝"観ましたか?
3時間という長さに尻込みしていたけれど、長女が絶対映画館で見た方がいいというので…まだだったら行きませんか。』

彼女とは、春に『都踊り』を見に行った以来。

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そういう訳で、本日、友人と二人で西宮ガーデンズにて、予約してくれたど真ん中最高の場所で観覧。

実は、去年の暮れに『本物の歌舞伎』を見に行ったので・・・

最初、チョット違和感を感じましたが・・・歌舞伎は背景であって、この映画の趣旨は一人の人間が自分の才能に忠実に従って行った生き様を描いた作品だと視点を変えて、見入りました。


自分の才能を見出す事、大切に育てる事、困難を乗り越えて、才能を輝かせる事・・・映画『国宝』は、そう訴えかけている様に思いました。


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ふと、この映画を見ながらもう一つの『血筋・血🩸』という流れも感じました。


確かに私も、日本では珍しい『キリスト教徒の4代目』・・・信仰の遺産🩸を受け継ぐ者です。イエスキリストも、ダビデの子孫ヨセフの子として生まれてきました。


生まれた時から、生活の隅々まで聖書の御言葉によって整えられていた環境。それ故に祝福された豊かな人生を享受していた先祖や祖父母や叔父叔母達。


その安逸な環境で、私の信仰には甘えがあるのでは?と今日の映画『国宝』を見て、思わされました。

藤間紫さんの自伝『修羅の狭間で』を読んだ時も、その『血筋』の凄さに慄いたものです。彼女は、医者の娘。その医者の娘が藤間流の本家に嫁いだのですから・・・


キリスト者の血筋🩸を受け継ぐ者として、壮絶な試練困難を乗り越えなければいけません。それが血筋を受け継ぐ者の責務なのでしょう。


私が、800年の歴史を持つ神主🩸の息子を選んだ訳ではありません・・・


当時、叔父が関学大学院の神学部にいた関係から、教会学校(塚口教会⛪️)に通っていた幸せな中学時代・・・九州から転校して来た田舎者の私は、たった1年間だけ同じクラスだった優等生で背が高く、更に剣道で既に関西で名を得ていた夫とは、会話さえした事がありませんでした。


中学2年生の彼は、クラスの最後にトランペットでニニロッソの『夜空のトランペット』を完璧に吹いて見せた圧巻の存在でした。彼は既に天才でした。


40代の時、彼が武庫之荘のお向かいのご夫妻に語った事が真実なら・・・そのトランペットは私の為に吹いたのだと・・・びっくり


私はただ何となく・・・いつも陰で私を見ている、彼の『その生涯持ち続けた、鋭い視線』に違和感を感じていただけでした。彼が生涯その思いを最後まで持ち続けた事に、驚異さえ覚えます。


神様が、結婚で、とんでもない別の宗教文化の環境に私達を置かれた事・・・でもそれは、むしろ私の信仰を極める結果になった訳です。


映画『国宝』を見ながら・・・まるで逆行する様な地獄の様な経験が、私にも必要不可欠だった事を確信し、そして共感し、これまでの人生の全てが無駄でなかった事に、改めて涙が止めどなく流れました😭😭😭


イザヤ書55章

8 「わたしの思いは、あなたがたの思いと異なり、あなたがたの道は、わたしの道と異なるからだ。──主のことば──


9 天が地よりも高いように、わたしの道は、あなたがたの道よりも高く、わたしの思いは、あなたがたの思いよりも高い。



黙示録3:18
わたしはあなたに忠告する。豊かな者となるために、火で精錬された金をわたしから買いなさい。