Q:
東京都内でガイガーカウンター
を使って放射線をはかり公開しているものをよく見ていますが、いつも
数値は高くありません。でも、実際は11テラべクレル放出とかなんとか…。どこに飛んでっちゃっ
てるんでしょうか?
A:
時間当たり11万テラベクレルの誤りでしょう。
11万テラベクレルっていうのは崩壊した原子核の数が11万テラ個、
つまり11×10^16個っていうことです。
例えばヨウ素131の場合の質量を計算すると、
131×(11×10^16)/(6.02×10^23)=2.39×10^-5[g]
1時間に崩壊した原子核の質量は 23.9μg っていうことです。
せいぜい塩一粒ほどです。
ベクレルを単位にすると値がやたら大きくなるのでびっくりしちゃいますね。
Q:
えっ 1時間あたり塩一粒程度ですか なかなか素人にはわかりづら。それでは東京には来ないってことでしょうかね…。これも素人考えですが。ありがとうございました
:ガイガーカウンターは普通に売られているんですか?また、いくらぐらいなんでしょうか。これから需要が高まると思いますが、口に入れるものを販売する立場の人は、 どう対処すべきなんでしょうか。冷静な判断をするための知識を、お教え下さい.
A:いつか欲しいと思っていましたが、今は値段が異常に高騰(1か月前まで1万以下だったものが、今なら5万)しており、しかも品薄らしいです。
ガイガーカウンター
の違いを教えて下さい。
サーベイメーターは、放射線の量を測定する携帯用の装置の総称です。ガイガー?ミュラー計数管やシンチレーション計数管を用いたものがあります。ガイガー?ミュラー計数管の別名が、ガイガー?カウンターです。つまり、ガイガー?カウンターは、サーベイメーターの一つということになります。
ガイガー?カウンターが放射能を計測する仕組み…不活性ガスを封入した筒の中心部に電極を取り付け、高い電圧を掛ける。筒中に放射線が入ると、不活性ガスが電離されて電極と陽極の間にパルス電流が流れることで、放射能の強弱を放射線の量として数値で表示する事ができます。
シンチレーション計数管が放射能を計測する仕組み…放射線が蛍光物質などの発光体に衝突して発せられる光を光電子増倍管などで増幅し、電気信号として計測します