お家柄 | 女王様と姫と姫&ときどきカメ

お家柄

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リウ゛ィングに行くと、彼女の姿を見つけた。

彼女を膝の上に座らせ、腰に手を回すと、彼女は私の肩に耳を寄せ、脱力する。

そっと、腰に回した手を胸元へ這わせる。

桃色の乳房が、微かに揺れた。

彼女が小さく溜め息をつく。
ふっと、交わる視線。

どちらともなく目を閉じ、柔らかな肩、黒真珠のような小さな頭部に唇を寄せる。

嗚呼、彼女の芳しい香り。

そのまま、そっとこめかみに顔を埋める。

彼女の香りを肺の底まで吸い込み、
抱き締めた。


柔らかく、小さな体。

脳髄を刺激する、ポップコーンとスルメとクッキーの香り。


香りは愛のスパイスである。