エジプトいにしえの神々と王族を紐解く旅行記⑧ | ジェニーのBrillanteな日々

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毎日ツイテル。
昨日より今日がHappy。

さて今回こそルクソール神殿について書きます!!

色々エジプト神について書きたいことがあるのですが

ここでまたそれを先に書いてしまうと

またルクソール神殿が後回しになってしまうので。

 

それでは早速ルクソール神殿です!!

 

夜景がきれいな日暮れのルクソール神殿

 

夕暮れ前

 

<ルクソール神殿>

カルナック神殿(後述)の副殿。

参道・塔門・中庭・大列柱廊・列柱室・至聖所がバランスよく配置

 

上空から見るとわかるが、途中で主軸が10度ずれている。

これは神殿の正面を太陽の昇る東側に向けるため。

 

現存する大部分は新王国時代第18王朝アメンホテプ3世と

第19王朝のラムセス2世の2人が建設したもの。

 

アメンホテプ3世の息子、アクエンアテン(アメンホテプ4世)が

アマルナに遷都した際に荒れ果てたが、次王のツタンカーメンが修復。

                   <出典:るるぶ>

 

 

まずこのオベリスクがある場所が「第一塔門」です。

ここを抜けると「ラムセス2世の中庭」があります。

 

「パピルスとロータス」

ラムセス2世の玉座に刻まれている国家統一の印

上エジプト(北部):ロータス

下エジプト(南部):パピルス

 

中庭へ

 

「ラムセス2世の中庭」

 

閉花式パピルス柱に囲まれた広場で

柱の間にラムセス2世の立像が立ち並ぶ。

 

手に握っているのは「印章」

 

ラムセス2世だからここにいるのはネフェルタリ。。

と思うのですが諸説あり。

 

「大列柱廊」

巨大な開花式パピルス柱が2列14本立ち並ぶ。

柱の高さは約19メートル。

 

左右の壁には「オペト祭り」のレリーフが。

入って右側が「行き」、左側が「帰り」を表している。

 

上記が<開花式パピルス>

下記が<閉花式パピルス>

柱の上の部分が開いているか閉じているかを見てね!

 

「ツタンカーメン王とアンケセナーメン王妃」

アンケセナーメンはアクエンアテン(アメンホテプ4世)とネフェルティティの

三女であり、ツタンカーメン王の妻です。

 

ツタンカーメンとは異母兄弟で幼なじみだったそうで

若くして亡くなったツタンカーメンの棺の上には

彼女が供えたと言われる<矢車菊>の花束(発掘時に古く乾燥した状態)が

話題になりました。

 

この像の後ろに回り込むと・・・・

 

アンケセナーメンの手がツタンカーメンの背中に添えられ

彼女が彼を大切にしていたことがとてもよく伝わって来ました。

(私、ここでちょっと涙するあせる

 

やっぱり男性は女性の愛あってなんぼだわーー照れ

 

「アメンホテプ3世の中庭」

合計64本の閉花式パピルス柱が立ちます。

 

<閉花式パピルス柱>

 

「皇帝崇拝の場」

ローマ皇帝を崇拝するため、ローマ時代に改造された場所。

コリント式の柱や円形のドームが設けられている。

4人のローマ皇帝やローマ風の衣装を身に付けた壁画も

うっすら残っていました。

 

ルクソール神殿は広くてその分壁画レリーフも見応えがあります。

 

 

アンク♀をファラオの口元にかざす神々

 

「アンク」とは。。。。

 

古代エジプト語で「生命」を意味します。

アンクは現世と来世の間にある境界を無事にわたる通行証。

境界を超えて来世にわたることができれば復活できるとされています。

 

「ミン神」

あ!っと目を見張ってしまいますが・・・びっくりびっくり

 

古代エジプトでは、レタスを切った際に出てくる乳白色の液が

精液に似ていることからこれらを精力剤とみなしていたそう。

ここからミン神にはレタスを供物とされることが多いという。

 

このミン神、どうしてこのような姿の神様かというお話。

ガイドのヒマくん曰く。。。

 

ファラオが大きな戦いに国の全ての男性を引き連れて

行く際に、高齢の老人一人は連れて行っても仕方がないということで

残して行ったそう。その後戦争が長引き、そのうち噂でファラオが

戦没したという話を耳にしたファラオの妻たちが、間も無く敵(ヒッタイト?)

に占領されてしまうことを恐れ、どうしたら身を守れるかを考えた挙句

どうしたと思いますか??

 

人口をもっと増やさないと!!!

と思ったそうです。

 

でも男子は一人残らずファラオが戦争に引き連れて行ってしまい

誰も残っていない。。。

と思いきや!

一人、いるじゃないかーーー!!

 

そう「こんな老いぼれ、戦争に連れて行っても役に立たん!」と

ファラオに置いてけぼりにされた老人が!!

 

で、ですね。。。

妻たちはその老人との間の相当数の子供を出産したそうでする。

 

その後しばらくしてなんとファラオが生きて帰ってきたそうな。

妻たち、国民は彼の生還を心から喜んだのも束の間

ファラオが見覚えのない子供たちが沢山いることに気づき

妻たちからことの経緯を聞いて激怒!オコオコ!!プンプンムキー

 

早速老人を罰することにするのですが、彼がいなければ国が維持できなかった

ことを思い感謝して??なんと腕と脚を一本ずつ切り落としたものの

多産・豊穣の神として祀ったというもの。。。

 

激しいわぁ。

 

罰を与えつつ神格化するという。

 

エジプトって本当に不思議。

まあ今でもあちこちで新しい発掘がされる国だし

もう私たちを超えた叡智の存在だから、

なんで?どうして?

の疑問は尽きないわけで。。。

 

はぁー、そうなんですねぇーーと

受け入れることが一番楽しいかもゲラゲラ

 

 

さて、神殿を見学しているうちにいい感じに日が暮れました。

 

 

 

夜のライトアップも素敵です

でも暑い汗

 

 

 

ルクソール神殿の目の前には夥しい数のスフィンクスが!

これは当時カルナック神殿まで続いていたそうです。

 

なんとその距離3Km!!

 

どこまで驚かせてくれるんじゃーい!

 

という訳で次はエジプト5日目

「王家の谷」

「ハトシェプスト女王葬祭殿」

「カルナック神殿」

について書きます。

 

がその前にエジプト神の豆知識をかきますねーおうし座ヘビUMAくん