この胸に熱き涙を | 紫gatari

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知的障害の次男くんとタカラヅカ好きママの気ままな日常 

 

またのごぶさたです。

書きたいことを溜めにためているうちに、もう梅雨に入りましたね・・・。

溜めすぎて、忘れたくないのに記憶力が追い付かなそう・・・個人備忘録を・・と思いましたが、この記事はミッキーさんに絞りたいと思います。

 

この2か月ちょっとの間に、自分の人生のページの中に共に居てくださった、様々な人を見送りました。

父の弟の伯父、順みつきさん、西城秀樹さん、そして先日指揮の伊澤一郎さんが亡くなられたと・・・。

伯父の死は本当に突然で衝撃的でした。これについてはまた書くかもしれませんが、火事での死亡で、遺体が警察から戻ってくるのに10日もかかるという、無残なことでした。

身近な人に、このようなことが起こるなんて・・・、未だに実感がないような気がしています。

 

西城秀樹さんは、私世代にはど真ん中の芸能人、全盛期をずっと見てきた人。

その超がつく有名人が、麻痺を抱える姿を隠さず、前に向かう姿を見せ続けてくれたことは、折り返しの年齢を過ぎた私たちがこれから誰もが歩む締めくくりへの在り方に、私は大きな力をいただけたと思っています。

 

伊澤先生のことは、数日前にオケの方のツイッターで知りました。

つい数年前?まで、「指揮、伊澤一郎により開演いたします・・・」という開演アナウンスを聞いていたように思うのに・・・。私が多く観てきた時代をオケピで支えてくださったお一人です。私の音楽を豊かにしてくださり、ありがとうございました。

 

 

そして、順みつきさん。

ミッキーさんは、フェイスブックで公表された時に知りました。

が、大浦みずきさんの時のように、けっこうな衝撃を受けまして・・・、なかなか書けませんでした。

 

私の宝塚初観劇が、初演の「風と共に去りぬ」でした。

初演のスカーレット役が、順みつきさんでした。

正直、小学校2年生が「風共」を観たところで(それも3階席の後ろから3列目裸眼)、記憶は「階段落ちどういう仕組みになってるんだろ~?」くらいしかありません。

でも、初めて観たのがこれだった、という、事実は、ずっとあり、そのあと、退団されるまで、

松あきらさんとのダブルトップの頃は、毎公演観るようになっていました。

 

記事の最初に貼った写真、お手持ちの方もいらっしゃるでしょうか?

昔は、こういう、「譜面集」が発売されていましたよね。

これは、ほとんどがCメロ譜(メロディとコードだけの歌譜)で、60~70曲くらい、載っています。

別に、公演ごとに、ピアノ弾き語り譜面、も、売っていましたね、たくさん買っていましたっけ。

実家の引っ越しの際、処分せずに持ってきました。

団歌・音楽学校の校歌、から、今もタカスペで歌われるような曲がたくさん入っていて、

夢中になって覚えましたっけ、なんだか、すごい書き込みだらけで、当時の自分がほほえましいです。

 

これの表紙(左側)が、その、初演の「風共」だったことも、記憶としてセットで焼き付いていた原因です。

「スカーレットは男役がやる」ということに、私がまったく不思議を感じないのは、明らかにこの経験からきていますね。

なんの不自然さも感じなかったからでしょうね。

 

でも、男役 順みつきさん は、とってもあっつい、土着的なエネルギー溢れる男役さん。

汀夏子さんが退団直前に好きになった私ですので、系統的には、好きなタイプでした。

でも、退団後すぐに、確か「キャバレー」に主演されて、これまた扮装にも違和感なく、

「役者」というタイプだった、私の記憶です。

 

「観ていた方の死」は、やっぱり辛い。宝塚ファンとしては、先輩が亡くなったような気持ちに苛まれます。

お別れ会をされた場所が、私の住んでいた地域で、なんとなく身近に感じられ、心の中でお送りしました。

 

いのちは、はかないものだと、しみじみと思うこの頃です。

だから、できるだけ後悔なく、日々を生きる。

単純だけど、これに尽きる。

 

 

ミッキーさん、ヒデキさん、伊澤先生、伯父さん・・・

ゆっくり休まれてください。。。

 

追記:

来年のお正月公演に、

「霧深きエルベのほとり」

が発表されましたね。

演目予定はずっと前にたてるものだから完全な偶然でしょうけど、否が応でも想いが重なります。

5月にアンコールアワーで、放送していましたね。

これは順みつきさん追悼だと思っていました。スカステのこういうところ好き。

確か初演は内重のぼるさん。あら、私の生年だわ!

半世紀前に作られたのですね~。

潤色演出:上田久美子さん

きっと素敵になりますね^-^