原題:Amanda(2018年)
評価:★★★☆☆
【STORY】
ダヴィッド(ヴァンサン・ラコスト)は、レナ(ステイシー・マーティン)という恋人ができ、穏やかな毎日を過ごしていた。ある日、姉が事件に巻き込まれ、亡くなってしまう。ダヴィッドは残された7歳のめい、アマンダ(イゾール・ミュルトリエ)の世話をすることになる。悲しみの中、困惑するダヴィッドと母の死を受け入れられないアマンダの共同生活が始まる。(シネマトゥデイ)
【CAST】
ヴァンサン・ラコスト
イゾール・ミュルトリエ
ステイシー・マーティン
オフェリア・コルプ
マリアンヌ・バスレール
etc,,,
第31回東京国際映画祭の東京グランプリと最優秀脚本賞を受賞したドラマ。
主人公が姉の死によって人生を狂わされながらも、残されためいを世話しながら自らを取り戻す。
監督は、プロデューサーとしても活動してきたミカエル・アース。『ヒポクラテス』などのヴァンサン・ラコスト、『グッバイ・ゴダール!』などのステイシー・マーティンらが出演する。
無差別テロで姉を失い、っていうのが気になって感動系かなって思って観たけど思いのほか淡々とした日常を観ているだけな感じだった。
何の準備もなく急に人がいなくなるってことがどういうことなのか知っているので、でも残されたものは立ち止まることができずに進まなきゃならないっていうのが見れるかなって思ったけど、いなくなる描写があるわけでもないのでなんか実感が湧きづらかった。
でもある意味リアル。いきなり姉の子供の面倒を見ることになって、いきなり母親がいなくなって、悲しんでる暇なんかないというか。でも要所要所に姉(母親)の存在を感じる描写があるのはよかった。僕の恋愛模様は正直なくてもいいよと思ってしまったけど・・・。
最後の「エルヴィスは建物を去った」というのがここで来るか~って感じでした。もうおしまいってことで覚えているようだけど、終わりではないのよね。
支え合う人がいるって大事、悲しくとも進んでいけるのはやっぱり身近な人のおかげって感じの映画でした。