ストックホルム・ペンシルベニア | Let's watch a movie, shall we?

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感じることは人それぞれ、それって素晴らしい

2009.02.16~ Blog開始

原題:Stockholm, Pennsylvania(2015年)

評価:★★★☆☆

【STORY】
4歳の時に誘拐され、17年間地下に監禁されていたレイア。無事に発見されて両親の元に戻るが、4歳までの記憶はなく、誘拐犯であるベンとの生活を忘れることができない。母親のマーシーは失われた期間を埋めようと必死になり、レイアへの要求は次第に激しさを増していく。

【CAST】

シアーシャ・ローナン

ジェイソン・アイザックス

シンシア・ニクソン

デヴィッド・ウォーショフスキー

ロザリンド・チャオ

トム・ライト

 

etc,,,

 

シアーシャ・ローナン主演。実話を基に、17年間監禁された少女の、誘拐犯への歪んだ愛情を描く心理スリラー。心を奪われた少女を母は救えるのか?

 

ストックホルム症候群というのは1973年にストックホルムで起きた強盗事件に因んだ名前で、誘拐や人質取りの被害者が犯人に信頼、愛情あるいは同情の感情を抱くに至る現象をいう。

 

誘拐事件や監禁事件などの犯罪被害者についての臨床において、被害者が生存戦略として犯人との間に心理的なつながりを築くことをいう。ただし臨床心理学における心理障害(精神障害)ではなく、心的外傷後ストレス障害として扱われる。

 

ストックホルム症候群と同様の状況下で、監禁者が被監禁者に対して同情的な態度をとるようになる現象が提示されており、「リマ症候群」(誘拐・監禁事件などの犯人が人質と長時間過ごすうちに、人質に対して親近感を抱くようになる現象)と呼ばれている。

 

 

どの映画を観るか選ぶときストーリーもそうだけどキャストを見て決めることが多く、シアーシャ・ローナンが出てるから観てみようとこの映画を観ました。シンシア・ニクソンも出てたとは知らなかった。

 

幼少期の記憶がほぼなくて、誘拐犯が自分にとっての全てで、その世界は荒廃しているから守っていると聞かされたらそう信じてしまうし、別にひどい扱いを受けていたわけでもなさそうで。だから本当の家族のところに戻されても、他人のように感じるし、名前も誕生日も自分が思ってたのと違うって言われると戸惑うし、簡単には受け入れられないよなぁって。

 

相手への信頼を示すために後ろに倒れて支えてもらう行動他の映画でも見たことあるけど日本でそんな方法で信頼関係を確かめたりしないよね?アメリカ的やり方?って毎度思う。

 

母親が一日の行動を管理して食事をとる時間も飲み物飲む時間も決まってるとなるとそれこそ監禁っぽいって思っちゃった。リアンの「部屋に閉じ込めることが愛なの?」って間違った解釈だよー!!

 

最後のあの描写は一体・・・。歪んでしまっているから自分も少女を誘拐してそのこと絆を深めよう的な?怖いわ!実話をもとにしているとのことですが、たぶん長期間監禁されていたって部分だけであとは全部フィクションですね。

 


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