原題:Predestination(2014年)
評価:★★★★☆
【STORY】
1970年、ニューヨーク。とあるバーを訪れた青年ジョン(セーラ・スヌーク)は、バーテンダー(イーサン・ホーク)に自身が歩んだ人生を語る。それは女性として生まれて孤児院で育ち、付き合っていた流れ者との子を宿すも彼に去られ、さらに赤ん坊を何者かに誘拐されたという壮絶なものだった。それを機に男性として生きることを選んだジョンに、バーテンダーは未来からやって来た時空警察のエージェントだと明かす。驚く彼を自分の後継者に選んだバーテンダーは、装備を託すとともに宿敵である爆弾魔との対決に臨んでいく。(シネマトゥデイ)
【CAST】
イーサン・ホーク
セーラ・スヌーク
ノア・テイラー
クリストファー・カービイ
クリス・ソマーズ
etc,,,
ロバート・A・ハインラインによる短編小説「輪廻の蛇」を基にしたSFサスペンス。
時空を往来する犯罪者を取り締まるエージェントと出会い、その仲間になった青年が繰り広げる戦いと彼が抱える宿命を活写する。
メガホンを取るのは、『アンデッド』『デイブレイカー』の双子監督マイケル・スピエリッグ、ピーター・スピエリッグ。主演は『ビフォア』シリーズなどのイーサン・ホーク。さまざまな時代を股に掛ける壮大な物語や息詰まるタッチに加え、スタイリッシュな映像にも引き込まれる。
セーラ・スヌークの男装がすごいなぁと。ふと若かりし頃のディカプリオに見える瞬間があってかっこいい。でもなんで男性の姿になることになったのかっていう経緯がすごすぎで、医者も勝手にそんな手術するかね?ってびびった。
タイムトラベルとかループするものはとにかく頭を抱える。この映画も然り、結構衝撃的。
至る所にヒントや伏線はたくさん、爆弾処理に失敗して顔も声も変わったことがそう来るかと。永遠とぐるぐるしててもう私の頭は疲れ果てました。笑
“自分の尾を食べる蛇”、ウロボロス。ヘビは、脱皮して大きく成長するさまや、長期の飢餓状態にも耐える強い生命力などから、「死と再生」「不老不死」などの象徴とされる。そのヘビがみずからの尾を食べることで、始まりも終わりも無い完全なものとしての象徴的意味が備わったそうな。“鶏が先か、卵が先か”なんて話も出てきますが、かなり哲学的。
その真意に気づいてもなお同じことを繰り返すのも不思議。自殺したら終わるのになんて思ってしまう・・・。いやぁ~でもこういう系結構好きなので見ごたえ最高でした!!