原題:The Imaginarium of Doctor Parnassus(2009年)
評価:★★☆☆☆
【STORY】
鏡で人々を別世界に誘う見せものが売りの、パルナサス博士(クリストファー・プラマー)の移動式劇場はロンドンで大盛況だった。観客は博士の不思議な力で自分が思い描く、めくるめく世界を体験できるのだが、そこにはある秘密があった。トニー(ヒース・レジャー)はそのアシスタントとして観客を鏡の世界へと導く役目を担っていたが……。(シネマトゥデイ)
【CAST】
ヒース・レジャー
クリストファー・プラマー
ジョニー・デップ
ジュード・ロウ
コリン・ファレル
リリー・コール
アンドリュー・ガーフィールド
etc,,,
『ブラザーズ・グリム』などの鬼才、テリー・ギリアム監督による幻想的なファンタジー。
悪魔との契約で不死身を望んだ男を取り巻く人々の皮肉な運命を豪華キャストで描く。
謎めいた青年役に、これが遺作となった『ダークナイト』のヒース・レジャー。彼の急逝により危機に陥った本作を救ったのは、ジョニー・デップにコリン・ファレル、ジュード・ロウという名優たち。撮影途中の役を彼ら3人が演じ分けた、奇想天外な物語に息をのむ。
もうヒース・レジャーが亡くなってから11年も経ったのですね。彼の穴を他の俳優が鏡の中に入ると姿を変えるというやり方で埋めたのは素晴らしい試みだし、それはそれでおもしろいなって思いました。
何の違和感もなく物語は進んでいくのですごいなって。そして3人のギャラはすべてヒースの娘に譲渡されたそうで、素敵ですね。
ただ世界観はかなり独特なので謎大きな感じでした。不死身を望んだ人って後にその愚かさに気付くパターンよね。
記憶を失くした男の正体は実は子供の臓器を売っていた悪いやつで、ジョニー・デップもジュード・ロウも出演時間少ないなって思ったけど、終盤メインとなってたコリン・ファレルの悪い顔良い感じでしたね。
“選択”がキーワードになっている映画だったように思いましたが、人生は選択でいっぱい。だけど選択しないということで開ける道もあるのねって思わされるラストでした。でもやっぱりなんか独特な映画だったなぁ。