複製された男 | Let's watch a movie, shall we?

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外国映画専門
映画は娯楽のみにあらず

感じることは人それぞれ、それって素晴らしい

2009.02.16~ Blog開始

原題:Enemy(2013年)

評価:★★★☆☆
【STORY】
何も刺激のない日々に空虚なものを感じている、大学で歴史を教えているアダム・ベル(ジェイク・ギレンホール)。ある日、何げなく映画のDVDを観ていた彼は、劇中に出てくる俳優が自分自身とうり二つであることに驚く。彼がアンソニー・クレア(ジェイク・ギレンホール)という名だと知ったアダムは、さまざまな手を尽くして彼との面会を果たす。顔の作りのみならず、ひげの生やし方や胸にある傷痕までもが同じであることに戦慄する。(シネマトゥデイ)

【CAST】
ジェイク・ギレンホール
メラニー・ロラン
サラ・ガドン
イザベラ・ロッセリーニ
ジョシュア・ピース
ティム・ポスト

etc,,,

ノーベル文学賞作家でポルトガル出身のジョゼ・サラマーゴの小説『複製された男』(原題:The Double, 2002年)を実写化したミステリー。

至って普通の日々を送ってきた教師が、ある映画に自分と酷似した男が出ているのを見つけたことから思わぬ運命をたどっていく。


メガホンを取るのは、『灼熱の魂』『プリズナーズ』などのドゥニ・ヴィルヌーヴ。キャストには『ブロークバック・マウンテン』などのジェイク・ギレンホール、『マイ・ファミリー/遠い絆』などのメラニー・ロランら実力派が集う。全編を貫く不穏なムード、幻惑的な物語、緻密な映像が混然一体となった世界観に引きずり込まれる。

ジェイク・ギレンホールが瓜二つの人物を一人二役で演じているわけですが、セリフが少ないせいかこの人今どっち?ってちょいちょいなる。

解説を見ないと理解できない不可解映画、たまにあるよね。ってことでこの映画がそうなのですが、この映画でキーになるのは“蜘蛛”でしょうかね。六本木のママンみたいなのが出てくる場面があるし、蜘蛛を踏みつぶそうとする描写や割れたガラスが蜘蛛の巣みたいなのとかね。


“「複製された男」というタイトルであるが、実際は主人公の潜在意識を通して男女の愛を語る作品である”そうで、完全に邦題がミスリードしているパターン。原題は“Enemy(敵)”で、自分自身(浮気心・性欲)が敵ということなのかなって。

結局は同一人物で、妻の妊娠を機に俳優を止めて教員となり地味な生活、真面目な男にシフトチェンジしようとしたけど浮気心とか華やかな生活から離れられずに最後はクラブの鍵を見つけてまた昔に戻ろうとしちゃって気づいた妻が幻覚だけどラストのあの姿となるわけで。

いろんな方が考察ブログを描いているのでそれを読んでなるほどなぁ~とはなったけど、考察とか解説ないとこの映画はただの不可解映画としてよくわからなかったなぁ~で終わっちゃうんだろうなと思いました。


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