評価:★★★☆☆
【STORY】
交通事故によって両親を失い、臨死体験をした少年イーノック(ヘンリー・ホッパー)のただ一人の友人は、彼だけにしか見えない死の世界から来た青年ヒロシ(加瀬亮)だけであった。他人の葬式に参列するのが日常的なイーノックは、ある日、病によって余命いくばくもない少女アナベル(ミア・ワシコウスカ)と出会う。(シネマトゥデイ)
【CAST】
ヘンリー・ホッパー
ミア・ワシコウスカ
加瀬亮
シュイラー・フィスク
ジェーン・アダムス
ルシア・ストラス
etc,,,
第64回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でオープニング上映され高い評価を受けた、『ミルク』のガス・ヴァン・サント監督による一風変わった青春ドラマ。
主演は、デニス・ホッパーの息子ヘンリー・ホッパーと、『アリス・イン・ワンダーランド』のミア・ワシコウスカ。2人を見守る重要な役どころで、日本の実力派俳優・加瀬亮が出演しているのも見逃せない。
加瀬亮さんが出てるの知らなかったからびっくりしたし、綺麗な英語話すなって思って調べてみたら、父親の仕事の都合により、生後まもなく渡米。7歳までの約7年間をアメリカ合衆国のワシントン州ベルビュー市(City of Bellevue)で過ごしていた。ということで、なるほど。
全体を通してなんかよくわからない映画だったなっていうのが正直なところ。両親が自分を残して死んでしまったことから死に取り憑かれているんだろうロ思うし、死を通して生を見るとかそう話なんでしょうけどわかりづらい。
イーノックの幽霊の友達ヒロシとの絡みとか結構謎。切腹の話とか特攻の話とか長崎の映像が流れたりもして。
印象的なセリフは小説の一説の話をしているところでの「朝鳥が歌うのは、目が覚めたときに生きていることを知り、その喜びから歌うから」っていうセリフ。なんか素敵。
死がテーマだけど暗くないし泣ける映画ってわけでもなくてほんとに最後まで不思議なんだけど、最後笑顔でお別れしたのが良かったですね。