評価:★★☆☆☆
【STORY】
死刑囚のサウルは、死刑室の前で人生最期の時を過ごしていた。アナは、7年前に自分の人生を崩壊させた男の死刑執行を見届けるために、砂漠の道に車を走らせていた。彼らは互いの運命がぶつかり、大きく変わってしまったあの日の記憶を蘇らせる―。
【CAST】
ジェレミー・レナー
ミニー・ドライヴァー
ボビー・コールマン
アダム・ロドリゲス
デヴィッド・デンマン
グリフ・ファースト
etc,,,
修復的司法を題材とした劇場未公開作品。
死刑囚の男と彼が起こした犯罪の被害者遺族である女性の現在と過去を交錯させながら事件の経緯を描く。
ジェレミーが出ているという理由のみで鑑賞。
邦題の“プリズナー(prisoner)”は“囚人”の意味。原題のTakeは奪われたって意味になるのかな?たぶん。
修復的司法って何?って思って調べてみたら、犯罪によって引き起こされた被害に関して、関係当事者(加害者・被害者・コミュニティー)の話し合いにより、被害者・加害者間の関係修復を図り、加害者の反省を促して更生を助長する考え方だそうです。
加害者と被害者が交わるのはかなり終盤、物語が暗いので、劇中はずーっと暗い雰囲気が漂ってます。それがちょっと息苦しくなったりなんかして。
面会して長い沈黙ののち、アナがどんなひどい言葉を浴びせるのかと思ったら、どんな言葉よりガツンとくるね。
最後テロップで“釈放された囚人の50%以上が3年以内に再収監されるが、修復的司法を実行した刑務所では8%に減少”って出るんだけど、再収監されるパーセンテージ高すぎ。効果があるものだってわかるけど、なんだかなぁって気持ちになった。
テーマがテーマだけあってとにかく暗かったです。
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