評価:★★★★★
【STORY】
19世紀のアイルランド、アルバート(グレン・クローズ)は、ダブリンにあるホテルでウエイターとして働いていた。だが、人付き合いが苦手で、もの静かなアルバートには誰にも明かすことのできない大きな秘密があった。ある日、アルバートはホテルの改装工事にやって来た陽気で端正な容ぼうの塗装業者ヒューバート(ジャネット・マクティア)と出会い……。(シネマトゥデイ)
【CAST】
グレン・クローズ
ミア・ワシコウスカ
アーロン・ジョンソン
ジャネット・マクティア
ブレンダン・グリーソン
ジョナサン・リス・マイヤーズ
etc,,,
アイルランド製作映画で、『美しい人』や『愛する人』など女性を描くのを得意とするロドリゴ・ガルシアが監督を務めた女性賛歌。
女優のグレン・クローズが製作・主演・共同脚色・主題歌の作詞の4役を務めた。
2011年の第24回東京国際映画祭コンペティション部門で上映され、最優秀女優賞を受賞。第16回サテライト賞では主題歌賞を受賞した。また、第84回アカデミー賞では、主演女優・助演女優・メイクアップの3部門でノミネートされた。
独身女性の自活の道が閉ざされていた19世紀のアイルランドを舞台に、性別を偽って生きる女性の苦難の道を描き出す。
今作でグレン・クローズとジャネット・マクティアは男性役を演じているのですが、本当に男性に見えるからすごい。もちろんメイクとかの効果もあるかもしれないけどしぐさからなにまで。女性が男性を演じのはなんだから宝塚のようとか思ったけど観て衝撃。
ヘレンを使ってアルバートからお金を絞り折ろうとしていたジョーにちょっとイラっとしたけど、真面目に生きてる人がいる一方でのらりくらりとうまく生きてる人もいるよね。それがダメということではなくてさ。
しかし妊娠したからさよならっていうのもひどい。父親にはなれないなんてよく言えたなってジョーにさらに怒りが。笑
最後は悲しくてこんなにも切ない気持ちになる映画は久しぶり。
「なぜこんな哀れな人生を・・・」ってドクターは言ってたけど果たしてそうかな?夢を抱いてひたむきに生きてきたアルバートはそれはそれで幸せだったと思う。とてつもなく切ないけど。
貯めてたお金を他人が見つけてしまうのではってずっとひやひやしてたけど、それがヒューバートに入るのなら使ってくれと思うし、“路頭に迷わないように”二人でお店を始められるかもしれないって思えるラストでそれはそれでよかったかな。
それにしても切なすぎる。
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