オーケストラ！

原題：Le Concert（2009年）

評価：★★★☆☆

【CAST】
かつてボリショイ交響楽団の天才指揮者だったアンドレ（アレクセイ・グシュコフ）は、今はさえない劇場清掃員として働いていた。ある日、出演できなくなった楽団の代わりのオーケストラを探しているというFAXを目にした彼は、とんでもないことを思いつく。それは、いまや落ちぶれてしまったかつての仲間を集めて楽団を結成し、コンサートに出場するというものだった。（シネマトゥデイ）

【STORY】
アレクセイ・グシュコフ
メラニー・ロラン
フランソワ・ベルレアン
ミュウ＝ミュウ
ドミトリー・ナザロフ
ヴァレリー・バリノフ

etc,,,

かつては一流オーケストラの天才指揮者だった中年清掃員が、急きょ出演できなくなった楽団の代わりに、昔の楽団仲間を集めてコンサートに出場しようと奮闘するフランスの感動作。

さまざまな謎が最後の協奏曲の演奏の中で大団円となって明らかにされていく。

音楽が題材の作品を本日も。

ヴァイオリン協奏曲（チャイコフスキー）は、ストーリーにおいて中心的な役割を果たす。

メラニー・ロランにソリスト（独唱者、独奏者）としての演技を教えるためにフランス国立オーケストラのサラ・ネムタヌが2ヶ月特訓をした。

また、第35回セザール賞で、音楽賞と音響賞を受賞した。

いつ見てもメラニー・ロラン綺麗！！てかフランソワ・ベルレアンも出てたんですね、この二人ぐらいしかキャストはわからなかったけどなかなかでした。

ずーっとわちゃわちゃでまとまりがなくて、こんなんで大丈夫なんだろうか？最後はどうなるんだろうか？なんて思ったけどさすが、うまくまとまるもんですね。

コメディ要素があるので、ロシア人の滅茶滅茶な感じとか、空港でパスポート偽造するとかいい度胸すぎる描写などもあり、ちょっとくすっとくるところもまた見どころなのかな。

クライマックスでの演奏は音楽に詳しくなくてもすごいと思わせる。何故30年ものブランクが出来てしまったのかわかるところは歴史なども交えていてみんなの想いが爆発する演奏は圧巻。

ドタバタ劇を楽しみつつ、最後は演奏に酔いしれる、そんな映画。