評価:★★★☆☆
【STORY】
サイはディスカウントショップの一角にある写真現像カウンターに20年以上勤める仕事熱心な男。1枚1枚の写真を真心を込めて仕上げ、お客には常に笑顔で対応する。中でも常連客のニーナとその家族はサイにとって特別だった。彼女は夫ウィルと一人息子のジェイクとの3人で何不自由なく幸せに暮らしている。それはサイが現像する写真からも見て取れた。サイはこの家族がこれまでに現像した写真を密かに自宅に飾っていた。孤独なサイは、彼女の家族に理想を抱き自分を重ね合わせるようになっていた。やがて、その思いはエスカレートしていき次第に常軌を逸していく…。(allcinema ONLINE)
【CAST】
ロビン・ウィリアムズ
コニー・ニールセン
ミシェル・ヴァルタン
ディラン・スミス
エリック・ラ・サール
エリン・ダニエルズ
etc,,,
本作は映画評論家から肯定的な評価を受けたとともに、ウィリアムズの演技についても賞賛されてサターン賞主演男優賞を受賞した。
実際には、ロビン・ウィリアムズは南カリフォルニアにある現像研究所で2日半の訓練を受けて役に備えた。
私写真を撮るのが好きで、出かけるときはたいていデジタル一眼を持ち歩いているのですが、この映画にも出てきたようなフィルムの写真って懐かしいですね。今は一般的にはそんなに使わないから写真屋さんに現像しに行くなんてこともないよな。
でも考えもしなかったけど写真屋さんは現像のために撮った写真を見てるんだと思うとなんか怖いですね。プリントカウンターの数と売った枚数を本当に照らし合わせてるのかも謎だし。
てかまさか映画内にエヴァンゲリオンが出てくるとは思わなかった。笑
あとスナップショットの語源や意味について語っている場面で「じっくり狙いをつけず見てすぐ撃ったという意味。もともと狩りの用語なのだ。」というのは知らなかったです。
邦題タイトルが“ストーカー”なのでサイコスリラーのようなものをイメージしてしまうけど、実際に観てみるとそれとはまたちょっと違くて、壁一面に張られた写真とか、家に行っちゃうところとかは確かにストーカーなんだけど、ポイントはそこじゃないかなって。
終盤に向けてじわじわと警察もサイも迫ってくる感じがなかなかハラハラしました。
浮気現場に乗り込んで何するのかと思えば写真を撮るなんてもう正気の沙汰じゃない。浮気野郎への制裁にしてはきつすぎる。
捕まってしまうことは冒頭でわかってはいたけど、逃げる姿がなんだか可哀相に見えた。サイはサイなりに自分が憧れた家庭を守ろうとしたんだと思う。許されることではないけど、彼の生い立ちが悲しい。
しんみりと切ない終わりでした。
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