原題:The Words(2012年)
評価:★★★★★
【STORY】
自分の才能を信じてくれている妻ドラ(ゾーイ・サルダナ)に支えられながら奮闘しているものの、作家としての成功をつかめずにいるロリー(ブラッドリー・クーパー)。新婚旅行に出掛けた彼は、ふと立ち寄ったアンティークショップで一束の原稿が収められたアタッシェケースを発見。その原稿の魅力あふれる内容や文章に感嘆し、許されないことだとわかっていながらも自分が執筆した小説として発表するロリー。出版されるやベストセラーを記録して華々しい生活を謳歌(おうか)するが、そこへあの原稿を書いたという男が訪ねてくる。 (シネマトゥデイ)【CAST】
ブラッドリー・クーパージェレミー・アイアンズ
デニス・クエイド
オリヴィア・ワイルド
ゾーイ・サルダナ
ベン・バーンズ
etc,,,
毎日映画を観ていたいけど、ここんところそうもいかず。
久しぶりの映画鑑賞で本日観たのは『ザ・ワーズ 盗まれた人生』
誰が書いたかもわからない作品を自分のものとして発表し、実際に書いた人が目の前に現れる、と。
これだけ聞くとどっかで聞いたようなありがちな内容だなという印象を受けますが、何層にも重なった物語に観ていくうちにどんどん引き込まれていく、実際に小説を読んでいるような感覚になる、そんな映画でした。
本物の著者である老人がとても良い人物で。その老人が小説が出来上がるまでの経緯を話しているところは全てとても引き込まれるもので、言葉ってすごいと改めて感じる。
老人が自身の過去を語る場面で
「青年は初めて本を読んだ。初めて彼は今いる場所より大きな世界を見た。もっと見たかった。」
というセリフがあるのですが、それは私にとっての“映画”だなぁと。
初めて観たのがなんなのか、いつなのかも小さすぎて覚えていないけど、もっといろんな作品が観たい!って思ってほぼ毎日映画を観るのが習慣になったのよね。
解釈やら考察やら人それぞれ出来た方がおもしろいもんね。
「過ちは正せない。選んだ人生を生きるしかない。」
深いな~。