父親たちの星条旗 | Let's watch a movie, shall we?

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2009.02.16~ Blog開始

原題:Flags of Our Fathers(2006年)

評価:★★★☆☆
【STORY】
第2次世界大戦の重大な転機となった硫黄島の戦いで、米軍兵士たちはその勝利のシンボルとして摺鉢山に星条旗を掲げる。しかし、この光景は長引く戦争に疲れたアメリカ国民の士気を高めるために利用され、旗を掲げる6人の兵士、ジョン・ブラッドリー(ライアン・フィリップ)らはたちまち英雄に祭り上げられる。

【CAST】
ライアン・フィリップ
ジェシー・ブラッドフォード
アダム・ビーチ
ジェイミー・ベル
バリー・ペッパー
ポール・ウォーカー

etc,,,

いろんな俳優さんが出てましたね~。
久しぶりにこういう内容の映画を観たので痛々しかった。

人が死ぬ病者だったり怪我した兵士を介護したり。
でもそういう戦争の悲惨さを描いている作品ではないので撃ちあってる描写ばかりというわけではなく。
アメリカ側の視点ということですが、日本兵がダイレクトに映るということもなくほんとにアメリカ側からの視点って感じ。

英雄っていう立場、良い響き。誰だってなりたいと思うと思う。でも、英雄になんかなりたくなかった星条旗をあげる写真に写った人たち。英雄というものを作り上げる人々。英雄という存在がいることで周りは救われるかもしれないけどそう呼ばれる当事者の気持ちはどうなんだろうって考えさせられました。
国のためにと戦って、目の前で死んでいく仲間、息子を失った親、帰りを心配しながら待つ親。無事に帰ってきたとしてもその経験から語りたくないと口を閉ざす者。

戦争は愚かだ、ということだけじゃなくてその時の人たちの気持ちを知るってことが大事かなって思いました。でも完全に理解なんてできないんだなと思うところもあって。

今でも戦争してる国がって、ニュースで見たりしますがただただ胸が痛みますね。