原題:El laberinto del fauno/Pan's Labyrinth(2006年)
評価:★★★★☆
【STORY】
1944年のスペイン内戦で父を亡くし、独裁主義の恐ろしい大尉と再婚してしまった母と暮らすオフェリア(イバナ・バケロ)は、この恐ろしい義父から逃れたいと願うばかり自分の中に新しい世界を創り出す。オフェリアが屋敷の近くに不思議な迷宮を見つけ出して足を踏み入れると、迷宮の守護神が現われ彼女に危険な試練を与える。
【CAST】
イバナ・バケロ
セルジ・ロペス
マリベル・ベルドゥ
ダグ・ジョーンズ
アリアドナ・ヒル
etc,,,
メキシコ・スペイン・アメリカ合作映画。
なんとまぁ気持ち悪く不思議な映画、って感じでした。
妖精全然可愛くないし他の生物も怪物みたいなビジュアルだし。
3つの試練をとか言って、なんかいろいろ怖いです。
ファンタジーだけどそれと並行して内戦も描かれてて幻想と現実が・・・、だからほんとにダークだなぁ~って感じました。
描写もちょっと残酷?な感じでファンタジーといえど子供向けではなく大人向け。
現実があまりにも過酷すぎて少女がほんと気の毒だなって。
話のテンポもよく引き込まれるけどそのせいで悲しい気持ちが増すね~。
ラストが思ってもみなかった展開でほんっとに気分が落ちました。
結果王国に行くことができて、選択は正しかったんだなんて言ってたけどなんだか少女の幸せを願わずにはいられないなって思いました。その王国で本当(理想)の父親と幸せに暮らせればいいな~なんて。
少女がお母さんのお腹の中の弟に語りかけてたところが印象的だった。お母さんは出産で亡くなっちゃったけど現実は辛いかもしれないけど弟には懸命に生きていってほしいとも思って、切なかったなぁ~。。。