こんにちは💓

いつもいらして下さりありがとうございます😊



これは夫が小学生だった頃の話です。

8月の夏休み、家族で海水浴へ行きました。

夫は家族から離れてひとり泳いで
浜辺から離れた場所にある
小さな岩場まで辿り着いて
岩に掴まりながら休んでいました。

すると誰かが
夫のいる岩場に来ました。

見ると同じクラスの男の子A君でした。
「うわぁ!ビックリ、来てたの?」と
二人でしばらく会話をしてから
夫は「先に戻るね」と言って
「バイバイ」とA君と別れました。

浜辺まで泳ぎ着いた夫は
「あ〜疲れた」と敷物に座り
飲み物を飲んでボンヤリ休んでいました。

すると大人達の騒ぎが始まり
騒ぎはだんだん大騒動になってきました。
事故が起きたらしいのです。

遊泳禁止になったので予定を切り上げて
夫の家族は帰宅しました。


翌日、クラス連絡網を使って電話が来ました。

あの日の事故

被害者はA君
亡くなってしまったそうです。


で、この話。

夫は思い出すと
つい考えてしまうのです。

岩場で出会った時、A君は
「本当に生きていたのか?」

あの時のA君に変わった様子はありません。
『普通の人』でした。

けれど「バイバイ」と言って別れてから
事故の騒ぎが起きるまでの間が
短か過ぎる気がする、と。

とっても不謹慎かも知れません。

それでもやっぱり考えてしまい
そうしてその度に
「考えないようにしておこう」と
思い直すそうです。



最後まで読んでいただいて本当にありがとうございました😊