左輔星、右弼星


左輔は土に属し、右弼は水に属します。どちらも帝王の座を支配する星であり、広く助けや支援を主とします。左辅は善行を行い、右弼は命令を司ります。この二つの星は紫微の補佐役であり、紫微の同じ宮や左右の宮に星が無いと、孤独な支配者です。



左輔と右弼の両方とも、貴人を主とします。また、左輔は円滑さ、安定性、風流さ、気前よさ、柔軟性を主とし、右弼は機敏さ、度量、寛容さ、清潔さを主とします。両星は馬車を司り、右弼はタイヤを、左輔はステアリングを主とします。




左輔は端正な容貌を持ち、温和で品位があり、寛大で風流であり、文学的な修養があります。右弼は俊秀で優雅で、性格は真直で温和であり、寛容な心を持ち、風流でありながらも文学的な一面もあります。左右ともにトラブルを引き起こすことはなく、問題に直面した際は率直に対処し、楽観的に対応します。




財帛と右弼は、命宮の三合に入ることを好みます。高位の星と会うことで、尊貴さが増します。夫婦宮に入ることを好まず、第三者が介入する可能性が高く、感情の問題において第三者の存在を好まないため、夫婦宮に入ることは適していません。女性の命式では、災いが多いです。


財帛と禄存は同宮に入ることを好み、禄存の吉星の力を数倍に増します。女性の命式では凶星を避け、偏房に入ることが適しています。凶星と会うと、富がが持続しなくなりますが、天空地劫が加わっても問題ありません。




兄弟宮

兄弟同士がお互いに助け合います。


夫婦宮

本人の性欲が強く、常に第三者の助けが必要です。結婚関係には第三者が介入しやすく、女性は盲目的な愛情が結婚前に発生することがあります。


子女宮

子供たちは賢く、孝順であり、聡明です。本人には力がなく、彼らの力は上述のように子供たちに表れ、子供たちは孝順です。したがって、一般的には子供の宮に左輔、右弼が入ることが適しています。


財帛宮

絶えず富を持っており、禄、権、科の星が加わると更なる富を主とします。

禄存が加わると福を主とし、天空地劫が加わるやりくりに苦労します。



疾厄宮

左辅は陽土に属し、脾、胃、脚のむくみを表します。天府星と同じであり、凶星がなければ少しの病気と多くの災難をもたらします。

右弼は陰水に属し、陰虚や陽痿、上火や下火、精神的な不安定さ、月経不順などを主とします。また、凶星が加わると多くの災難と病気が発生します。




遷移宮

凶星が加わると、競争があり志が達成されます。




奴僕宮

部下や友人が助けになります。凶星が加わると、助けるほど忙しくなり、裏切られることがあります。名誉や家庭にも被害が及びます。



官禄宮

吉星が会うと、文武両道であり、名誉や地位が失われます。文武両道であっても、文星を持っていない場合や単独である場合は、武職が適しています。



田宅宮

祖業があり、凶星が加わると競争に負けやすいでしたら。

左辅は近くに微妙な高い建物や山地、商業ビルを持ち、右弼は近くに水たまりや水路を持っています。



福徳宮

幸運です。吉星が加わるとより良く、凶星が加わると心配や不安が増します。


父母宮

両親と縁があります。文昌と同じ宮にあると、両親は長寿です。廉貞と同じ宮にあると、両親の病気に注意です。