Almost (Sweet Music) 和訳【1】Hozier | 和訳にっき *INXS fan blog*

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連休も終わりましたね、皆さまお元気ですか?
私は何だか日々忙しくて、難しい歌詞を訳すにはじっくり時間が取れずにいて、となると、訳には手を付けず映画を観たり本を読んだりして過ごしておりました。

下の子が気になっていた「名探偵ピカチュウ」一緒に観てきましたよー(´▽`) 
ポケモン得意ではなくて期待せずに行ったのですが、普通に良かった!途中である程度筋は読めてしまったけれど、思ったよりアクション!家族愛!ちょいちょいコメディ!面白かったです!お子さんがポケモン好きならお薦めです。


さて。やっと訳せたこの曲。
最近好きになったミュージシャンが二人いまして、その一人が、このホージア(Hozier)さんです。
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アンドリュー・ホージア=バーン(Andrew Hozier-Byrne、1990年3月17日 - )は、ホージアのステージ名で知られるアイルランド出身のミュージシャン、シンガーソングライター。

アイルランドのウィックロー州ブレイで音楽家の家庭に出生。
1592年創設のダブリンにあるトリニティ・カレッジにて音楽を学ぶが中退。在学中トリニティ・オーケストラに所属。またアイルランドの作曲家マイケル・マクグリンが創設した合唱団アヌーナに2008年から2012年にかけて所属した。

デビューシングル『Take Me to Church』を2013年にリリースすると、アイルランドのシングルチャートで2位、iTunesで1位を獲得。
翌年全米シングルチャートで最高第2位を獲得、米国・カナダ・デンマーク等でプラチナディスク認定。

2014年9月19日にデビューアルバムをリリース、アイルランド1位、米国2位、英国5位を獲得。
2019年3月に2枚目のアルバム『Wasteland, Baby! 』をリリースした。
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昨年の秋にリリースした先行シングルを聴いて「うわ!」となって、すぐ他の曲も聴いて、すぐ今回のアルバムを注文しました(笑)
(以前のかなりヒットした『Take Me Church』ですが、私は実は本当についこの前知りました…)

ホージアさん、歌う声と話す声とが違っていて、歌声は迫力がある感じ。そして何というか厳か…説法でも聞いているかのような(クリスチャン系でしょうから教会での御説教かしら…)気持ちにも少しなります。



アルバムからのシングルカットであるこの『Almost (Sweet Music)』なのですが、あの…歌詞が何とも難しい。
洋楽歌詞サイトGeniusにての色んな意見を参考にして、私なりに訳を完成させてみました。
(難解な内容の解釈は、ちょっと長くなったので、一番下に載せております。)

またこの曲はSweet Musicとのタイトルが付いているように、それは沢山のジャズナンバーやミュージシャンが歌詞にちりばめられています。
本当に沢山あるので、歌詞では色を変えて、最後に情報を載せておきますね。

最初にMV、最後にメイキングを。
MVには、映画「ディセンダント」等でお馴染みの俳優キャメロン・ボイスも出演しています。
(残念ながら、この記事より2ヶ月ほど後の2019年7月に、闘病中であったてんかんにより亡くなられました。ご冥福をお祈りいたします。)

Almost (Sweet Music) / Hozier  2019
I came in from the outside, burned out from a joy ride
She likes to roll here in my ashes anyway
Played from the bedside is "Stella by Starlight"
That was my heart, the drums that start off "Night and Day"
The same kind of music haunts her bedroom
I'm almost me again, she's almost you
*I wouldn't know where to start
Sweet music playing in the dark
Be still, my foolish heart
Don't ruin this on me
I wouldn't know where to start
Sweet music playing in the dark
Be still, my foolish heart
Don't ruin this on me*

Tell me who, and I'll be thanking them
The numbered lovers of Duke Ellington
Do I owe each kiss to lip and cheek as soft as Chet can sing
Let's get lost and let the good times roll
Let smoke rings from this paper doll
Blow sweet and thick 'til every thought of it don't mean a thing
I got some colour back, she thinks so, too
I laugh like me again, she laughs like you
(*~* Repeat)

I wouldn't know where ×4
I wouldn't, mmm
I wouldn't know where ×4
I wouldn't know

The very thought of you and am I blue?
A love supreme seems far removed
I get along without you very well some other nights
Oh, the radio news reader chimes
Reporting Russian lullabies
She'll turn to me awake and ask, "Is everything alright?"
And, Lord
(*~* Repeat×2)


⚠️歌詞内の紫文字について
(Twitter等の本人のコメントやGeniusにてファンによる見解も含む)⚠️
・Stella by Starlight → 星影のステラ、1944年の映画『The Uninvited(邦題:呪いの家)』のため作られた楽曲。1946年より歌詞がつけられ、フランク・シナトラが最初にレコーディングした。 その後多くのアーティストがカバーするジャズスタンダードとなった。
・That was my heart → エラ・フィッツジェラルドの曲。またデューク・エリントンの曲『キスへのプレリュード』からの一節。
・Night and Day → エラ・フィッツジェラルドやビリー・ホリデイが歌った曲。
・Sweet music → ジャズの創始者とも呼ばれるジェリー・ロール・モートンの曲『Slow Swing and Sweet Jazz Music』からの抜粋。
・In the dark → デューク・エリントンの曲『Dancing In the Dark』からの抜粋。
・My foolish heart → 1949年に同タイトル映画(邦題:愚かなり我が心)にてマーサ・ミアーズが歌った。ビル・エヴァンス・トリオなどの演奏が有名なジャズスタンダード。
・Duke Ellington → デューク・エリントン、1899年生 - 1974年没。アメリカはワシントンD.C.出身のジャズの作曲家、ピアノ奏者、オーケストラリーダー。20世紀最大のジャズ・ポピュラー界の音楽家と言われている。
・Chet → チェット・ベイカー、またはチェット・フェイカーのこと。
・Let's get lost → ジャズトランペッターでありシンガーであるチェット・ベイカーの曲。
・Smoke rings → 男性コーラスグループの草分けとされるミルス・ブラザーズや、ソウルシンガーとして有名なサム・クックが歌った曲。
・Paper doll → 同じくミルス・ブラザーズや、
卓越した歌唱力によって「ザ・ヴォイス」と称されたジャズ・ポピュラー歌手フランク・シナトラが歌った曲。
・It don't mean a thing → デューク・エリントンの代表作の一つである『It don’t mean a thing/ if it ain’t got that swing(邦題:スウィングしなけりゃ意味ないね)』からの抜粋。
・The very thought of you → ビリー・ホリデイの曲。
・Am I blue →同じくビリー・ホリデイの曲。
・A love supreme → ジョン・コルトレーンの1965年のアルバム。 ヘロインとアルコール依存症に苦しんでいたコルトレーンの純粋さと神への信仰を込めたものだという。
・I get along without you very well → チェット・ベイカーの曲。アルバム『Chet Baker Sings』に収録された、過去の恋人に対する深い感情についての曲。
・Russian lullabies → エラ・フィッツジェラルドの曲。また同タイトルでジョン・コルトレーンの曲もある。


🚧ホージアさん公式の解説は付いていませんが、本人のコメントに寄ると、といった前置きのあるものを優先させて訳&解読したところ~~~
・ホージア曰く以前書いた何曲かで表現しているように(自分は)愛に値しないと感じていた→愛の世界からは無縁の外側にいる。部外者である。
・最初の「came in from the outside→外側から入ってきた」というのは、この曲の話し手は部外からきて彼女の音楽に不慣れであるが、「roll here in my ashes→彼女は彼の燃え殻を受け入れ」ている。
・ ashes→燃え殻や灰を意味する。灰は一般的に道徳的または社会的腐敗を表すが、ここでは貧困の象徴であり、 彼は裕福ではなく灰に覆われている。 彼女は彼の無知を受け入れる。
~~~というのが最初の部分の意味のようです。
更に、部外から愛の世界にやってきて燃え尽きた恋の残骸→灰、燃え殻であると解釈しました。

一節ごとにその他意見を読んでみて、どうやらこの曲に出てくる「She→彼女」とは、現在知り合って自分の燃え殻にくるまる(自分を受け入れる)恋人(なのか、なりつつある女性)のことで、「You→君」とは、元カノというかjoyride→無鉄砲な恋の相手のことのようです。
(joyride→無謀な遊びや、盗んだ車でのドライブを意味する。そこから内容的に無鉄砲な恋としました。)


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