Bird Grooming セミナーレポ① | Sunnykitchen(Bird side)

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インコ、オウムなどの食事について考える、
バードフードコーディネーターSunnykitchenです。
コミドリコンゴウ、ヒメコンゴウと暮らしています。

黒柴おこめの『おこめキッチン』も別ブログで書いています。

愛鳥家さんのためのコミュニティサイトBirdstoryでのコラムを更新いたしました!
今回は、実際お客様やイベント参加者の方から寄せられた「お悩み」に可能な限りでお答えしております。
よろしければご覧ください♪

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さて、いってまいりました!横浜小鳥の病院主催Bird Groomingセミナー。

降り立つとそこは中華街の入り口。
200人の定員には達さなかったようで、思ったより適度な人数でした。

海老沢先生はイメージよりお若く、大学卒業後に勤務した病院で鳥向けの設備がなかったことに納得できず、わずか2年で開業されたそうです。

このような方のおかげで日本の鳥医療を切り拓いていただけたと思うと、本当にありがたいことです!

この病院出身で開業されている先生方はアラフォー手前?位ですから、やはり鳥医療はまだ歴史が浅いのでしょうね。

まずは、Bird Grooming Shopトレーナー柴田さんの講演「おやつの活用法」です。

ラウディブッシュやラフィーバーの製品を詳しく教えていただきました。

ラウディブッシュの「ソーク&フィード」はまだ手を出していなかったのですが、今回その良さを知ることができ良かったです。

ペレットへの切り替えにはマストアイテムだなと思いました。
もちろん既にペレット食の子にも喜んでもらえそうですよ♪
要は砕いたペレット(多分色からしてメンテナンス)をメインに、シードなどがブレンドされているものです。

そのままでも水を加えてでも、どちらもOKで、大きい子にはお団子みたいに丸めてあげられるとのことです。
ん?ということは家にあるメンテナンスを水に浸してもいけるのかしらどうかしら。

このような栄養価の高いおやつ(トリーツ)を、信頼関係を築くツールとして活用しましょうという内容でした。

この講演の最後に、私がSunny Kitchenとしてコラムやイベントでお伝えしたかったことと似たことを強く示していらっしゃいました。

「うちの子は○○だから」と決めつけないで、諦めず向き合ってほしい

ということです。

うちの子は○○しか食べない、○○は好きじゃない、おやつは必要ない、ペレットだけ食べていればいい etc...

飼い主さんそれぞれの考えはおありかと思います。

しかし生き物の命を預かっているわけですから、常にその子にとっての「Better」は何かということに目を向けてもらえたら鳥さんのQOL向上に繋がるかもしれません。

コラムをお読みいただいている方はSunny Kitchenとしてお伝えしたい「鳥さんにも食べる楽しみを」という視点をご存知かと思います。

以前、それをより伝えたくてあるイベントを開催したことがあります。
しかしイベント終了後、参加者の方より「でもうちは○○社のペレットだけしか与えるつもりないし、ペレットを食べなくなると困るのでこれからもペレット以外はあげません」と言われ、とても悲しくなりました。

自分の想いが伝わらなかったことよりも、その鳥さんが一生毎日一種類のペレットだけを与えられ続けることを想像して悲しくなったのです。

きっとその方は鳥さんごはんの勉強会というより、愛鳥家さんとの交流を目的に参加されたのだと思います。

しかし逆に「役に立った!」とか「うちの子はこれが好きみたい」と発見するきっかけに役立てていただけたときは、Sunny Kitchenを始めて本当によかったなと感慨深いときもあります。

何が絶対正しいという「Best」はなくとも、より良い「Better」には無限の可能性が秘められていると思います。

そんなことを改めて考えさせていただいた講演でした。

次回はふじさわアビアンクリニック牧野先生の講演をレポします!
お楽しみに~♪