自宅から自転車で数分のところに、「徳島中央公園」があります。

街の中心部にありながら緑豊かな公園で、徳島市民の憩いの場所となっています。

公園がある場所には、かつて徳島城がありました。

旧徳島藩主・蜂須賀公の表御殿に設けられた庭園は、国の名勝に指定されています。

静かな中にも、荒々しい力強さを感じる庭園です。

約10ｍの石橋は、初代藩主が踏み割ったという伝説が残っています。

この場所には本丸がありましたが、明治時代の廃城令により、撤去されました。

阿波の青石で築かれた美しい石垣が、往時の名残を留めています。

引越してきた頃には桜が咲いて、華やかでした。

季節が移り替わるごとに様々な花が咲き、目を楽しませてくれます。

現在は、公園の東側にあるバラ園で約50種、約400株のバラが咲き乱れています。

私が一番好きなバラは「ブルームーン」、神秘的な色合いが素敵です。

娘が就職して、１ヶ月半が過ぎました。

私達には愚痴のひとつもこぼしませんが、学生時代とは比べものにならない、緊張の毎日を送っているのだろうと想像しています。

先日、初任給で買ったプレゼントを送ってくれました。

夫にはネクタイピン、私にはストールです。

就職祝いをくれた親戚にも、それぞれ心ばかりの品を贈ったようです。

幼い頃は甘えん坊で、手のかかる子でした。

小学校の最初の参観日、参観を終えて帰ろうとすると、娘が大泣きしながら廊下まで追いかけてきたことを覚えています。

そんな娘も社会人になって、このような気遣いができるようになったのかと、胸がいっぱいになりました。

同時に、もう親がいなくても大丈夫なんだなぁと、一抹の寂しさも感じています。