今年の冬も、伊勢海老漁が盛んな美波町に行ってきました。
ご家族で営んでおられる、アットホームな民宿「ゆき荘」へ。
部屋に案内される際、息子さんが鮮やかな包丁さばきで伊勢海老を捌いている姿がガラス越しに見えました
前菜のサラダを食べながら待っていると…
綺麗に盛り付けられたお刺身が運ばれてきました。
荒波で育った美波町の伊勢海老は、身が引き締まっていて弾力があります。
目の前の海で生かしておいて、調理の直前に引きあげられた伊勢海老は新鮮そのものです。
続いてハモのすり身揚げ
焼き伊勢海老は余計な味付けがされていないので、素材本来の味を楽しめます。
焼くことで弾力が増し、生とはまた一味違った奥行きのある甘みがあります。
スープに伊勢海老の旨味が溶け込んだ、伊勢海老ラーメン
刺身の盛り付けに使われていた伊勢海老の頭は回収されて、味噌汁になって戻ってきました。
釜めしも炊き上がりました。
デザートをいただいて…
「夏はアワビを食べにきて下さいね」と、気さくな息子さんに見送られ、美波町を後にしました
帰りに、四国最東端の岬「蒲生田岬」に立ち寄りました。
私は何度も訪れていますが、夫にもぜひ一度、この景色を見てもらいたいと思っていたのです。
徳島県の蒲生田岬灯台と和歌山県の日ノ御埼灯台を結ぶ直線から北側が、「瀬戸内海」と定義されているそうです。
つまり、ここが瀬戸内海の端っこです。
狭い峠道を延々と走った挙句、灯台のある場所に辿り着くには、心臓破りの階段を上らなければなりませんが…
晴れた日には遠く大鳴門橋、淡路島、和歌山県まで望むことができます。
迫力ある断崖美と雄大な大海原を満喫できる、大好きなスポットです。