高知は名古屋と並んで、喫茶店のモーニングが充実していることで有名だそうです。

 

旅行3日目は、古民家カフェ「草庵」の美味しいモーニングでスタートしました。

 

 

 

 

 

この日は北川村の「モネの庭」にいく予定でしたが、雨が降っていたので取り止めて、室戸市まで一気に走りました。

 

四万十市から室戸市までは約190キロ。

 

香川県なら西の端から東の端まで走ってもその半分くらいですから、高知は本当に広いと実感しました。

 

 

 

室戸沖は金目鯛の好漁場で、西日本一の漁獲高を誇るそうです。

 

室戸市に着くともう昼前だったので、「釜めし初音」で室戸名物の「キンメ丼」をいただきました。

 

 

 

新鮮な金目鯛の刺身は、上品な甘みがあります。

 

照り焼きは甘辛いタレと金目鯛の淡泊な味わいが絶妙なバランス。

 

ふっくらした身が口の中でホロリとほどけますラブ

 

 

アラ汁、中骨の周りの身をほぐしたふりかけも付いていて、金目鯛の美味しさを存分に味わいました。

 

最後にアラ汁をごはんにかけて、出汁茶漬けにしても良いそうです。

 

 

 

 

 

四国の東南端、室戸岬に到着する頃には雨が上がり、傘をささずに散策することができました。

 

 

室戸岬に立つ中岡慎太郎像は、桂浜の坂本龍馬像と向かい合っていて、今も会談が続いていると聞いたことがあります。

 

 

 

太平洋の力強い波がゴツゴツした黒い岩に打ち付け、砕け散る様子は、まるで東映映画のオープニング映像のようです。

 

 

 

同じ四国の海でも、瀬戸内海とは全く異なる荒々しい光景に圧倒されました。

 

 

 

遊歩道を歩くと、ハマゴウが可愛らしい花を咲かせていました。

 

 

 

室戸岬は黒潮の影響で一年を通じて暖かいため、亜熱帯植物もたくさん見られます。

 

ハマユウの白い花が南国情緒を醸し出していました。

 

 

 

南米原産のアオノリュウゼツランも群生しています。

 

 

 

中には、約5メートルの高さの花茎を伸ばしているものも・・・目

 

 

 

リュウゼツランは数十年の生涯で一度だけ花を咲かせ、その後は枯れてしまうそうです。

 

珍しい花を見ることができて、ラッキーでした。

 

 

 

 

近くには、約1200年前に若き弘法大師が住居としていた「御厨人窟(みくろど)」があります。

 

 

 

この洞窟から見える景色は空と海のみで、ここから「空海」という法名を得たと言われています。

 

厳かな空気と大自然のエネルギーに包まれるような場所でした。